2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ヒョルト人のカルト:慈愛の姉妹たち

●慈愛の姉妹たち(The Sisters of Mercy)は嵐の神殿の癒しの女神、チャラーナ・アローイの下位カルトです。チャラーナ・アローイは原初の創造の力を受け継ぐ治癒の女神で、光持ち帰りし者たちの1柱となって大暗黒に曙をもたらし、死者を再生させる力を手に…

コリマー部族と“ベティ”レイカ

●コリマー部族はドラゴン・パスのヒョルト人の中では最も古い部族です。ドラゴン・キル以後、無人となっていたドラゴン・パスに初めて入植したのが、ファラオの支配から逃れて来たコリマーの氏族だったとされています。コリマー部族は英雄戦争においても重要…

忠実なる嵐ドバーダン

●じゃあオーランスと取り替えようとされてるドバーダン(Doburdun)ってどんな神なの、というのは誰しも気になるところですが、サプリには載ってません。それでオーランスを裏切った連中のデータを作れなくて困ってたら、イサリーズ社の公式サイトで公開され…

極北に駆ける

●以前、イヌイットの料理キャビックについて書きました。 キャビック伝説 植村直己が南極での3,000キロの単独犬ゾリ行について書いた「極北に駆ける」にその詳しい描写がありました。その本屋にはなぜか植村直己の文庫本が3冊もありました。 「お前に食べさ…

「吾輩は猫である」と「坂の上の雲」

●俺の頭の中は雑然としていて、本人にも整理する気がありません。それでときどき世間では当たり前のことに驚くことになるんですが、夏目漱石の「吾輩は猫である」の日本はまさに日露戦争の真っ最中だってことに気がついて驚きました。●日露戦争をあつかった…

転んだ嵐のダーステン

●黒樫の氏族の族長 Darsten Turnstorm ですが、 mallion さんは“嵐返しの”ダーステンと訳しておられますね。俺は“転び伴天連”のような改宗者とか裏切り者を意味してるのかと思いました。両方の意味がかけてあるんでしょうか。●ダーステンは実際の年齢の40代…

黒樫の氏族

●ルナー帝国による支配の下、ドラゴン・パスではヒョルト人のルナー化が進んでいます。コリマー部族の黒樫の氏族(Black Oak Clan)はルナーに服従した部族王ブラックマー王(King Blackmor)によって創始された、ルナー化した氏族です。●ブラックマー王は自…

ケンブリッジ大学の時計

●ケンブリッジ大学におもしろい時計ができたというニュースが流れてました。 ホーキング博士、針のない時計を発表 - ITmedia NEWS この「Corpus Clock」は、ホーキング博士が教授を務める英ケンブリッジ大学コーパスクリスティ校の新しい図書館に飾られるも…

助平

●今日のは書いててためらったんですが、まあ明日は祝日だしいいかと思って上げました。●漫画家の A-10 さんのブログで、あの作風のルーツについて書いておられました。 血溜まりの唄 あの独特な雰囲気はそんなところから来てたのか、と意外でした。しかしわ…

ジョゼフ・コーネル

●今日のNHK教育の新日曜美術館は「20世紀美術の異端、不思議な箱のコーネル」でした。それでジョゼフ・コーネルの作品が紹介されてまして、俺はこういうのに弱いよなぁと思って見ていたところ、途中で「ウェ!?」と声が出てしまいました。●これってウィリア…

ヒョルト人の社会

●教えていただいたことをまとめてみます。●一門(Household) 同じ長館(Longhouse)で暮らす家族。大人と子供をあわせて20人から40人で構成される。日常生活、財産、法的責任、報復行為など一連托生。基本的に同じ血族(Bloodline)のメンバーだが、職業構…

ヒョルト人の罰金

●ヒョルト人には法があり、違反したときはそれに見合った罰金があります。罰金といっても氏族の中で貨幣をやりとりする習慣はありませんから、家畜です。価値は牛>羊で、追放が一番重い。ヒョルト人がどんな考えで生きているのかがわかって面白いです。●ヒ…

神力と使徒

●昨日のプランジャーラの記事を書いていて、なんとなく神力のあり方が腑に落ちました。神力という魔術体系は神の加護を祈るのではなく、神に与えられた術を使いこなすのでもなく、神になるんですね。プランジャーラの帰依者が異界で病床に横たわって病に苦し…

ヒョルト人のカルト:プランジャーラ

●ドラゴン・パスの“病の母”女神マリアと戦うのは誰かというと、癒しの女神チャラーナ・アローイの下位カルト、プランジャーラ(Pranjala)です。もちろん病と戦うすべての存在がマリアの敵なんですが。チャラーナ・アローイはひょっとしてグローランサ全体で…

ヒョルト人の病気

● kosaki さんにコメントいただいた病気の件。コメントより一部抜粋。 逆説的な話として、あの地域では喘息持ちは徳を持たないもの or 呪いつきとして迫害されてそうなイメージ。 そこで、マイナーなカルトに走るか、いっそルナーに転ぶかという選択肢ががが…

特定の神の復讐の代行者その2

●嵐の神殿では自分のための復讐の代行者(Agent of Reprisal)を持つ神はほとんどいません。だいたいは神殿で共用の代行者を使うか、その神に特有の特殊な呪いを個人に送ります。トリックスターのユールマルだけはその種のことをおこないません。違背に対す…

特定の神の復讐の代行者

●よく考えたら、復讐の代行者に殺された信者は確実に嵐の神殿の地獄行きですね。●紹介した6体の復讐の代行者は嵐の神殿の共有でしたが、神々の中には自分の信者を罰するための、特別なダイモーンを持っているものがいます。大地の女神アーナールダに1体、…

嵐の神殿の復讐の代行者その2

●昨日に続いて、嵐の神殿から違反者に送り込まれる「復讐の代行者(Agent of Reprisal)」、残りの3体について。 ■エスナン(Esnan (Earth Thief, Gulper)) ベルナンと同じく大地に属する神霊(ダイモーン)です。自然な土の中をすりぬけて移動し、大地に…

嵐の神殿の復讐の代行者

●違反者個人に向けて送られてくる「復讐の代行者(Agent of Reprisal)」について。重要なのは彼らに対抗するときに、信仰する神殿に由来する魔術(神力)が使えないことです。●これが魔術能力に対抗できるのは魔術能力だけ、というルールと組み合わさると凶…

暗黒のファラオの神殿

●グローランサの嵐の神殿の復讐の代行者について書く予定でしたが、唐突に思い出したのでそっちはまた明日にでも。●クトゥルフ小説に「暗黒のファラオの神殿」というのがあります。ロバート・ブロックの著作で、青心社の「暗黒神話体系シリーズ クトゥルー」…

嵐の神殿の神罰その2

●昨日は長々と書きましたが、自分でも今ひとつわかってません。神への冒涜(違反)とされるのは、各魔術キーワードに記述された徳目(Virtues)や禁則を守れなかった場合です。死と誓言の神フマクトの徳目は“勇敢”“名誉を尊ぶ”になります。これに下位カルト…

嵐の神殿の神罰

●神による報復を理解しようとすると、その前に神罰とは何かを理解しなければならないようなので、先にそっちにあたりました。辞書片手なもんで遅い遅い。●要するに「神教徒は神が定めた規範に従って生きなさい。道を踏みはずすと神罰が下ります」ということ…

復讐精霊

●グローランサ世界の神教には復讐精霊というのがいます。というか、いました。グローランサを扱うゲームすべてに存在するのかわからないのですが、ルーンクエストの頃にはいたらしいです。信者が神に対する冒涜を行なったり、掟を破ったときに神がつかわして…

Robo-Z

●俺がマドンナのヴォーグを知ったのは、1998年発売の「バスト ア ムーブ」というプレステのダンスゲーがきっかけでした。このゲームはダンスエナジー・グルーブトロンをめぐってキャラクターがダンス対決する設定でした。まあ音ゲーの流行に乗っただけで、理…

マドンナ

●俺にとってマドンナは「ヴォーグ(Vogue)」の人です。ヴォーグが1990年なのでもう20年近く前か。本当に昔話になってますね。調べたらマドンナは昭和33年生まれでした。一般ではもうヴォーギングもすたれたのだそうです。●古き良きヴォーグの…音楽番組でし…

バグパイプ

●バグパイプと鼓笛隊と言えばマドンナですよね。 全部で 7:25 あって 3:30 辺りまでマドンナ出てこないですけど。あと盗撮っぽいのも気になる。●昔(2004年)のライブツアーの映像です。なんでバグパイプの楽隊かというと、たぶん男がスカートキルトをはいて…

ヒーローウォーズの判定

● nayuta77 さんにトラックバックをいただいたので。 運用-1.作業ポイントと累積判定 - 蒼き月の囁き 俺がTRPGでいいな、と考えるのはPL全員が協力して1つのことを達成しなければならない、という状況です。全員に果たすべき役割(責任)があるのがいい。「…

ドラムライン

●2002年公開の「ドラムライン(DRUMLINE)」というマーチング・バンド部を主役にしたアメリカ映画がありました。基本的に学園青春モノなんですが、それより完全にショー化してるマーチング・バンドが面白い。●その中に2つの楽隊が至近距離でメンチをきりな…

ルナー帝国の音楽

●昨日 oomizuao さんにいただいたコメントに沿って考えてみます。ルナーの音楽と軍楽については分けて考えます。●ルナーの音楽についていくつか神の名前を挙げられました。〈歌う〉の技能を持つのが“動物たちの声”オスクラスコタ(Oskrascota)、“農夫の友”…

ルナー帝国の軍楽隊

●ドナンダーについてがんばって書いたので、もうしばらくいいのではないかと思ったのですが、軍楽についての興味が派生したので1回だけ。●ルナー神殿には音楽の神がいません。もちろんルナー帝国に属する各文化には音楽の神がいるので、ルナー帝国にいない…