コリマー部族と“ベティ”レイカ

●コリマー部族はドラゴン・パスのヒョルト人の中では最も古い部族です。ドラゴン・キル以後、無人となっていたドラゴン・パスに初めて入植したのが、ファラオの支配から逃れて来たコリマーの氏族だったとされています。コリマー部族は英雄戦争においても重要な役割を果たします。以下の内容は未来のことも含んでいますが、確定されているわけではありません。
ぴろきさんところの地図で言うと、中央下の大きいSARTARの字のちょっと左側にコリマー部族の領地があります。
http://www12.ocn.ne.jp/~piroki/Glorantha/DPmap.html

●1621年現在のコリマー部族は親ルナーのブラックマー王によりルナー化が進められています。ブラックマーの前の王は反ルナーの、バリスタの“ベティ”レイカ女王でしたが、ルナーの後ろ盾を得たブラックマーの陰謀により、コリマー部族内の反ルナー勢力とレイカ女王は追放されました。コリマー入植以来の伝統を誇る黒い槍の氏族(アンマンガーン氏族)も追放され、新たにルナー化された氏族、黒樫の氏族が創始されました。
黒い槍 - そっちはそっちの気晴らし、こっちはこっちの気晴らし
黒樫の氏族 - そっちはそっちの気晴らし、こっちはこっちの気晴らし

●“ベティ”レイカは英雄戦争でのキーパーソンでありながら、地味な扱いになっています。いつも時代を代表する英雄の後ろにいて前に出てきません。部族を追放されてからは反乱軍として戦い、“最後の自由の高王”ブライアン王と共にホワイトウォールに籠城してクリムゾンバットを撃退するのにも一役買っています。ただ、能力などのデータが見つかりません。シナリオ集の中に反乱のリーダーたちをまとめたページがあるのですが、その中にも入っておらずイラストもありません。

●1625年、完成したルナーの昇月の寺院が褐色のドラゴンに襲われ、式典に参加していたブラックマーが死ぬと、レイカはコリマー部族に戻って再び女王に推戴されます。ルナー軍が壊滅して空白地帯となったドラゴン・パスに再びターシュ王国のファザールが侵攻しますが、レイカはカリルスターブロウに協力してこれを撃退しました。カリルの死後もコリマーの女王でありつづけ、台頭したアーグラスがコリマー部族の末裔であると主張したのを認め、彼を部族に受け入れました。その後はアーグラスの協力者として働いています。

●「グローランサ年代記」の「注釈付きアーグラスのサガ」によれば、黒い槍の氏族はアーグラスのために戦うようになるらしいので、この氏族もレイカが復帰したときに再集結したようですね。

●“ベティ”レイカは1638年に女王のまま戦死するようです。