忠実なる嵐ドバーダン

●じゃあオーランスと取り替えようとされてるドバーダン(Doburdun)ってどんな神なの、というのは誰しも気になるところですが、サプリには載ってません。それでオーランスを裏切った連中のデータを作れなくて困ってたら、イサリーズ社の公式サイトで公開されてました。
http://www.glorantha.com/support/doburdun.html
もちろん英語ですが。

●ドバーダンはルナー帝国内でもローカルでマイナーな雷嵐の神だったのを、反逆の嵐オーランスを奉じる南蛮人対策として取り上げられたそうです。もともとはペランダ地方の大気の女神エンテコスの眷族でした。俺にはこのエンテコスも謎ですけど。だったらその辺の神話をまとめた「エンテコシアド(Entekosiad)」に載ってるかと調べたら、名前が出たのは一度だけでした。それも Doburden 名義で出てます。本人だとは思いますが…。女神オーリアが3度目に誘拐されたときに助けたのが Doburden でした。

●ドラゴン・パスを訪れるルナー帝国の宣教師は、ドバーダンはまだイェルムの宮廷に仕えていたころのアーナールダに求婚したのだという神話を広めています。オーランスなんかよりもっと前からアーナールダとつきあっており、オーランスが彼女をさらったときも、戦うより「他のやり方があるはずです」というアーナールダの言葉に従って戦いませんでした。ドバーダンは忠実で紳士なのです。その後、大暗黒を経て2人はよりを戻します。宣教師たちはこの神話を定着させてオーランスを消そうとしてるわけです。

●ドバーダンの特徴は Addi です。これもわからなくて質問したことがありますが、ペランダ語で杖(stick)だそうです。いや、棒状のものだったかな。そして男根の象徴でもあるとか。ドバーダンの武器は雷の杖(Thunder Addi)で、信者は〈近接戦闘[杖]/[杖と盾]〉を身につけます。
Addi つながり
ルナー帝国のカルト:ヴァラーレ・アッディ

●神力は2つで《嵐》と《雷の杖》です。オーランスの嵐と暴力には対抗できるのですが、オーランスが持っている生活全般をカバーする文化神としての相はありません。もともとマイナーな神なので仕方ありませんけども。奥義は《雷の杖に乗る(Ride Thunder Addi)》で、敵に向かって投げた杖に飛び乗ることができます。これで短距離の飛行ができ(ドバーダンの信者はこれ以外では飛べない)、そのまま敵を攻撃することで杖戦闘の能力値にこの奥義の能力値を上乗せできます。

●ドバーダンの信者はオーランスの魔術と戦う必要のある属州領の軍や野戦学校で歓迎されているそうです。