2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

神教の供犠

●これも泥縄。神教の供犠(Sacrifice)について。ちゃんと理解してるかあやしいですが、自分のために書いてみます。●「Thunder Rebels」によれば(難しい説明でしたが)、神に生贄や物品を捧げることが供犠である、というのは間違った考えだそうです。神はそ…

ヒョルト人のカルト:ランカー・マイその2

●泥縄で今になってランカー・マイの説明を読んでます。たしかにランカー・マイのカルトは情報に対する報酬を要求すると書いてありますね。金じゃなくても、奉仕でも何か新しい知識でもいいようですが。氏族にいるランカー・マイの近侍も助言に対する報酬を求…

ランカー・マイの下位カルト

●冗談めかして書きましたが、ランカー・マイの下位カルトだけでバンド(パーティ)を組んでもわりとバリエーションはとれます。ランカー・マイのカルトには性別の制限はありませんが、信者はヒゲをたくわえなければいけません。女性やヒゲの薄い者は付けヒゲ…

究極の情報図書館

●“錬金術師”トーヴァルドについて mallion さんからブックマークコメントをいただきました。「メルデクベイン(魔道士殺し)の下位カルトに追いかけられたりしないんだろうか。」ということですが、どうでしょうね。たしかに神知者/魔道側のトーヴァルドと…

ヒョルト人のカルト:トーヴァルド

●全知全能というのは難しくて、神様は自分では持ち上げられない山をつくれますか? という屁理屈があります。同じく、知らないということを知らないのは全知とはいえません。自分が全知ではないことを知っているのが賢人である、といったあたりが人間の限界…

静かな狂い

●またも zeb さんところの記事ですが。俺の視野せまいな。 神知者(Middle Sea Empire) - illuminate33の日記そもそもの神知者の始まりについての神話? 歴史時代だから伝説か。この話で大事なのは魔道書の変遷らしいですが、俺はそっちよりも原因とされてる…

世界機械モスタル

●ランカー・マイの神話で彼が立っていた法の山モスタル(Mostal)も神です。グローランサ年代記では「ドワーフの神にして岩の部族の長」と説明されています。ヒョルト人はそう解釈しており、モスタルは法の神エイコースの子供です。●ドワーフがモスタリ(Mos…

ヒョルト人のカルト:ランカー・マイ

● zeb さんのところにおもしろい文章があがってます。 ヘンドレイキの地への旅1 - illuminate33の日記 第2期のヘンドレイキ地方について神知者のスパイが報告する形で書かれてます。いろいろ興味深いんですが、比較的われわれに近い考え方をする神知者から…

ヒーロークエスト中の肉体その2

●前にも書いた話ですが、「ヒーローウォーズ」にそのものの描写がありました。 ヒーロークエスト中の肉体 - そっちはそっちの気晴らし、こっちはこっちの気晴らし 部外者(訳註:信者でない者)の目には、依然、寺院の建物が会衆の体で一杯で、人々があるい…

木静謙二

●森薫が連載してる雑誌フェローズの3号(2月発売)に木静謙二が読み切りを載せるそうです。木静謙二といえばエロエロでエロエロエロエロな漫画家ですが、さすがにフェローズでそれはないと思われます(正直、雑誌のカラーをつかみかねてますが)。カットを…

Earl Geier

●昨日の話の続きです。クトゥルフモンスターはだいたいが小説から生まれているので、その外観や構造は言葉で説明されてます。イラスト化するときはそれを踏まえて描かれます。しかしルールブックのモンスター解説のページの中で1ヶ所、イラストレーターが自…

ルールブックのイラスト

●クトゥルフモンスターの正確な形状なんて人間には把握できない、というのは正しいと思いますが、TRPGのルールブックのイラストがそれではいかんです。GMをするときにイメージできてないものは動かせません(すくなくとも俺は)。モンスターの説明の項目には…

ナンジャモンジャ

●風邪で弱ると厭世的になります。寝ながら妖怪の本ばっかり読んでました。水木しげるがけっこう適当なことを書き飛ばしてて気楽に読めます。その中で面白かったのを。●昔々、下総のある町では船で鐘を運ぶときは箱に入れるか、むしろで包むかしなければなら…

エシルリスト卿その3

●それでようやく異界に生身で入って生身で出てくる話になります。エシルリスト卿がやった行為は、「ルーンクエスト'90s」では地獄への侵攻と表現されてますが、ルール的にはどのように説明されるのか。まあさっぱりわからないんですけども。●黒馬領はの魔術…

エシルリスト卿その2

●地界に400年以上? いたエシルリスト卿とその部下たちが何をしていたか。・ディオコスと呼ばれる魔物の生息地を見つけ、エシルリストが彼らの王を負かすことによって、それだけの力を示した者にかぎり彼らに騎乗する権利を得ました。黒馬団の乗る黒馬は馬で…

エシルリスト卿

●実体のまま異界に入って長時間すごした後、物質界に戻ってきた英雄が英雄戦争を迎える時期のドラゴン・パスにもいます。黒馬領(Black Horse County)の領主エシルリスト卿(Sir Ethilrist)がそうです。サーター王国圏から見れば黒馬領はターシュ王国と同…

ヒーロークエスト中の肉体

周公旦が内に地中に視力を放っているその時、外見、その姿は周公旦は地に向かって招き、さらうような引っ張るような動作をしている。内側では三王の所在を発見したからであった。「周公旦」酒見賢一 ●初歩的なことなんでしょうが。ヒーロークエストをおこな…

オーランスの長館その2

●オーランスの大広間は特にカルリノーラン(Karulinoran)という名前で呼ばれます。以下、昨日のつづき。●広間は大きすぎて反対側の壁を見ることができません。天井は高く、その下で雲ができています。部屋の床は4つの段に分かれていて、それぞれの段にテー…

オーランスの長館

●俺の興味はグローランサ世界の仕組みよりも、おかしげな神話や物語にあります。「オーランスの長館への道」のクエストではオーランスの長館に入ってからオーランスに会うまでの道程が書かれており、わりと身近に感じているオーランスも十分に変だと思いまし…

静止した異界

●続けて「Arcane Lore」から。「オーランスの長館への道(The Route To Orlanth's Longhouse)」というヒーロークエスト? があります。オーランスの長館を訪ね、その奥に入ってオーランスに会うクエストです。日常、儀式で訪れるオーランスの長館よりさらに…

天体としてのウーマス

●昨日、 zeb さんのところを見てて気がついたんですが、ウーマスの天体としての側面をまったく見落としてました。ウーマスを嵐の神として説明するオーランス人の神話ではわかりにくかった部分が、それでわかるようになりました。 zeb さんのところからあちこ…

ヒーロークエストの例その2

●これも「Arcane Lore」に載ってた、ヒーロークエストの例。それほど詳細ではありませんが。オーランス人のクエストで金の時代(停滞の時代とも)に行くものに“最初の戦”があります。クエストの舞台は原初の嵐ウーマスの時代で、オーランスはまだ少年です。…

Lord of Trash

●コミックホットミルクの2月号、出てたんですね。気がつきませんでした。年末には並んでたのかな。 A-10 の迷宮王国漫画「Lord of Trash」が最終回でした。●前回は王権神授説でしたが、今回は少年少女十字軍とかサラセン人とかの単語が出てました。フレーバ…

ヒーロークエストの例

●あけましておめでとうございます。●サプリ(ただし草稿版)「Arcane Lore」にはヒーロークエストの例が載ってます。詳しいものからメモ書き程度のものまでありますが、見てるとけっこう面白い。●オーランス信者のクエストとして「アーナールダの解放(Liber…