エシルリスト卿その2

●地界に400年以上? いたエシルリスト卿とその部下たちが何をしていたか。

・ディオコスと呼ばれる魔物の生息地を見つけ、エシルリストが彼らの王を負かすことによって、それだけの力を示した者にかぎり彼らに騎乗する権利を得ました。黒馬団の乗る黒馬は馬ではなく、馬に似たディオコスです。

・ゼラルの猟犬に出会い、エシルリストはこれを自らの愛馬としました。

・デイホールから闇のマントを奪い取りました。

・そしてエシルリストと部下たちは“門”が開くとそこに飛び込み、地界を脱出しました。

●ディオコスは外見は馬のようですが、自然のものではなく、超自然の生物に分類されます。彼らは荒々しく、力強く、爪を持ち、肉を食います。黒馬団における騎手と軍馬の関係は変わっていて、騎乗が許されたなりたての騎手は軍馬に預けられます。主導権は軍馬にあって騎手は逆らうことができません(軍馬は〈騎手に抵抗する〉〈騎手の精神に話しかける〉の能力を持っている)。ディオコスは生まれながらの宿能を持っていて、地界に行くことで(ヒーロークエストか?)さらなる宿能を身につけることもできます(《炎を吹く》とか)。

●騎手にチャンスがあるのは〈従順〉と〈騎乗〉、適切な〈近接戦闘〉の能力が1M2に達し、エシルリスト卿によってその資格があると認められたときです。卿自身が騎手と軍馬を地界に連れて行き、両者は相手を制御する奥義を求めて戦います(3つの能力が1M2に達するのは他の魔術体系でも奥義取得の目安です)。ここで負けると一生軍馬の装備品です。

●考えてみるに、黒馬団の最強集団である騎兵7個大隊、3,500騎のほとんどが馬の考えで動いてるわけですね。さらに深読みすればエシルリスト卿自身はどうなんだと。彼はディオコスよりやばそうなものに乗ってますし、性格が変わったというのも実は下の人にあやつられている可能性があるのかもしれません。