銀の時代

Epikt2008-05-23

●大暗黒を終わらせた嵐の神オーランスの「光持ち帰りし者たちの探索行」と、重要らしい英雄ヒョルトの「我が戦い、皆が勝った」戦いの前後関係がわからない、と言ってたんですが、未訳サプリの「Thunder Rebels」のヒョルト人の歴史を読んだら書いてありました。読んでみるもんですね、資料って。他にも個別の神様の神話でわからなかった部分がなんとなくつながりました。

●俺には銀の時代の知識がすっぽり抜けてたわけです。いや、銀の時代とは金の時代と大暗黒の間を指すのだと思ってました。本当は大暗黒の末期から曙までの期間で、「薄明かりの時代」とか「星の時代」とか呼ばれる少し状況が良くなってくる時代でした。

●トリックは(俺が勝手に引っかかってただけですが)、混沌の神ワクボスが大いなる盟約によって捕らわれ、アラクニー・ソラーラに喰われて滅んだ時から、すべてが回復する「曙」までの間がけっこう空いているところにありました。その間にいろいろあったらしい。

●ヒョルトが行った「我が戦い、皆が勝った」戦いは人間や非人間、地上でまだ生き残っていたあらゆるものが孤立させられ、個々人で混沌に抵抗した戦いでした。これの裏(地界)で「光持ち帰りし者たちの探索行」が行われているという、同時進行なのでした。ワクボスが滅んでからも地上には混沌の残存勢力があり、それを掃討するためにヒョルトが呼びかけ、生き残っていた者たちが種族を超え力を合わせて戦ったのが「統一の戦い(Unity Battle)」だったんですね。これで混沌の軍勢はほとんどいなくなりました。そして曙よりも前にドラゴン・パスの人口は回復し始め、ヒョルトは生き残った人々に新しいやり方を教え、彼らはヒョルトの子ら(Heortlings)を名乗りました(それまではヴィングコットの子ら(Vingkotlings))。

●で、実はこの時点ではまだ大地の女神アーナールダが不在、というか眠ったままなんですね。この部分はよくわからないんですが、オーランスがアーナールダを地界から連れ戻すための「生命持ち帰りし者の探索行(Life Bringer Quest)」というのをやって、彼女を連れ戻したそうです。戻ってきたアーナールダは世界に命をよみがえらせました。

●そうしてようやく「曙」なんだそうです。アラクニー・ソラーラが世界の東の門を開け、太陽神エルマルの馬を解き放ちました。大暗黒の中でもケロ・フィン山頂で輝き続けていたエルマルは馬に乗り、正午に新しい世界の最初の日が始まりました。

●あくまでもオーランス史観なので、他文化の方は異論もあるでしょうが(笑)