ナンジャモンジャ
●風邪で弱ると厭世的になります。寝ながら妖怪の本ばっかり読んでました。水木しげるがけっこう適当なことを書き飛ばしてて気楽に読めます。その中で面白かったのを。
●昔々、下総のある町では船で鐘を運ぶときは箱に入れるか、むしろで包むかしなければならないという決まりがありました。しかしある船人がそれを守らなかったために、船ごと沈んでしましました。それ以来、船の沈んだあたりを航行すると怪異があると恐れられました。ある船がまちがって通ったとき、海上に「ナンジャモンジャ」の木が出現し、いっせいに歌い出したそうです。驚いていると次に踊り出したので、船は一目散に逃げました。
●タブーを犯したことと、その罰があったことと、その後の怪異がつながってなくて何か面白かった。どこで伝えまちがえたのか。
- 作者: 水木しげる
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/07/20
- メディア: 文庫
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