ヒョルト人のカルト:ランカー・マイその2

Epikt2009-01-30

●泥縄で今になってランカー・マイの説明を読んでます。たしかにランカー・マイのカルトは情報に対する報酬を要求すると書いてありますね。金じゃなくても、奉仕でも何か新しい知識でもいいようですが。氏族にいるランカー・マイの近侍も助言に対する報酬を求めると書いてあります。牛だそうな。

●しかしその種の収入でカルトを支えられるんでしょうか。ランカー・マイの英雄カルト、ディルファー(Dilfar)のカルトは宝物鑑定で稼いでいるそうです。ボルタック商店ですね。

●ファラオ没後の聖王国はルナー帝国の支配下だと思います。抵抗勢力のブライアン王はカルトを支援するどころじゃないでしょうし。ランカー・マイは本来は中立公正で嵐だけでなく、大地にも太陽にも助言するんだそうですが、ルナーのイリピー・オントールだけはイヤなんだとか。ルナー帝国としては情報の宝庫の図書館(寺院)は押さえたいでしょうし、パトロンになるのにやぶさかではないと思うのですが。

●イリピー・オントールの信者はデフォルトでランカー・マイの文字が読めるんですね。一方、ランカー・マイの信者は最初にとれる言語で新ペローリア語でも選ばないとルナーの文書が読めません。なので、ルナー帝国の力を背景にしてどんどん図書館に入ってくるイリピー信者に大事な情報が持って行かれ放題です。

●それだけで済んでるうちはマシで、下手すると文献まで持って行かれてしまう恐れがあります。ターシュ王国のララヴァル図書館(Laraval Library)はルナー帝国に本や巻物を持ち出させなかったことで“鉄の本(Iron Books)”と呼ばれているのですが、逆に言うとルナーは文献を持って行ってしまうことがあるんですね。パヴィスにある図書館は一翼をイリピー・オントールのために明け渡しています。パヴィスで“剣の賢者”ヘヴドゥランのカルトが人気だということは、やはりランカー・マイの信者もルナー支配には大いに不満だってことですね。