嵐の神殿の復讐の代行者

Epikt2008-09-12

●違反者個人に向けて送られてくる「復讐の代行者(Agent of Reprisal)」について。重要なのは彼らに対抗するときに、信仰する神殿に由来する魔術(神力)が使えないことです。

●これが魔術能力に対抗できるのは魔術能力だけ、というルールと組み合わさると凶悪です。神教徒で神力以外の魔術を持っている者はまずいないでしょうから、ほとんどの場合、復讐の代行者が一方的に攻撃することになります。復讐の代行者の能力がそれほど高くないように思えたのですが、実は彼らに対面してしまった時点で対抗手段はほぼ無いのでした。

●嵐の神殿の共有というか、嵐の神殿全体に属している復讐の代行者は6体います。以下、弱い順の並びです。


■ヤヴォーリング(Yavorling (Bolter, Jag, Sparker))
標的(違反者)が金属に触れようとすると、手と金属の間で弱い電撃を発します。強力な静電気みたいなものでしょうか。名前はオーランスの下位カルト“稲光”ヤヴォールに由来するのかな。
衝撃と火傷により、標的は1回の判定に−1のペナルティを受けます。たいしたことがない、と反省しないようなら、このペナルティが累積するようにしてもいいそうです。


■ハルーリング(Haruling (Impest))
この Impest ってのがわかりませんでした。礼拝やカルトでの奉仕を忘れたり、徳目を守ろうとしなかったりといった小さな違反をおかした信者に送られます。ブヨの群れに似ており、かゆみ、発疹、咳、じんましんなどを引き起こします。
基本的に集中力が必要な行為を邪魔する神霊(ダイモーン)ですが、それ以上の被害を出すかもしれません。


■ベルナン(Belnan (Clodfoot))
オーランスの妻、大地の女神アーナールダに属する神霊です。意図的にであれ、不注意のためであれ、嵐の神殿の聖地を冒涜した信者に送られます。ベルナンは泥状の姿で標的の足に取りつきます。取りつかれると足が重くなり、移動や足を使った行為が難しくなります。
引き剥がそうとするとベルナンは《力強い:10M(30)》で抵抗します。これはベルナンの生来の魔術能力です。同時に複数のベルナンが送り込まれた場合(罪や入信の度合いによる)、取りついているベルナンすべてを同時に引き剥がさなければ、また元通りになってしまいます。足を重くするだけでなく、非暴力的なやり方でもっと積極的な妨害に出ることもあるそうです。


●妖怪みたいなのもいますね。残りはまた明日。