Robo-Z

●俺がマドンナのヴォーグを知ったのは、1998年発売の「バスト ア ムーブ」というプレステのダンスゲーがきっかけでした。このゲームはダンスエナジー・グルーブトロンをめぐってキャラクターがダンス対決する設定でした。まあ音ゲーの流行に乗っただけで、理屈はなんでもいいんでしょうけど。

●そのラスボスが(たしか)宇宙からやってきた巨大ロボ“Robo-Z(ロボ・ジー)”でした。最終ステージではビルより巨大な Robo-Z とダンス対決でした(相対的に自キャラもすごく小さくなる)。クリアすると自分でも Robo-Z を使えるようになりました。その場合、大きさは普通になります。左の青いロボットがそうです。

ロボットでラスボスなのにくねくね踊ってフェミニンにアピールする Robo-Z に悩殺されまして、調べたら踊っているのはヴォーギングだという。

●ヴォーギングはアメリカのゲイ文化と切り離せませんし、しかもあえてロボットというと懐かしの「サイボーグ・フェミニズム」をも連想させるのですが、そんなことはおかまいなしに日本のテレビゲームのラスボスという、まったく関係ない地点に Robo-Z がいる。その辺がおもしろいのですが、いかがでしょうか。

●今回、調べたらロボダッチにもロボZというキャラがいたのですね。関係あるのかな。