Glorantha

ヒョルト人のカルト:インドロダール

●フマクトは真の死の力の使い手であり、死を冒涜する不死者(アンデッド)の敵です。下位カルト、灰色犬のインドロダール(Indrodar Greydog)は不死者と戦うための力を持っています。なお、インドロダールとインロダール(Inrodar)の両方の表記があるよう…

ヒョルト人のカルト:マクラ・マン

●枕マーン! おのれー!●俺がフマクトのカルトに違和感を覚えてるのは歴史時代(曙以後)に入ってから誕生したカルトが多いからのようです。フマクトの下位カルト、マクラ・マン(Makla Mann)はグバージ戦争当時のアーカットと関係があります。● Makla Mann …

ヒョルト人のカルト:ヒュー

●フマクトの下位カルトのうち、昨日のカーガンの裏(というか、カーガンが裏なんですが)なのが“剣”ヒュー(Hu the Sword)です。ヒューというのは剣を意味するのだそうで、剣剣と言ってるわけですね。なお、ルーンがカーガンと同じですが、フマクトの下位カ…

ヒョルト人のカルト:カーガン

●フマクトの下位カルト、“戦士”カーガン(Kargan the Warrior)のカルトです。カーガンと言えばカーガン・トール(Kargan Tor)で、フマクトの師匠であり、グローランサの宮廷の元祖戦いの神なのですが、そういう説明はされてません。今はもうすたれたカーガ…

下位カルトと英雄カルト

●どうして金属の話になったんだったかな、と考えてみたらフマクトの下位カルトの話でした。フマクトは下位カルトが多いです。「Storm Tribe」に収録されてるぶんで10あります。ただ神というより、英雄が神格化したようなのも入っていて水増しっぽい。●混沌殺…

ヒョルト人の贈り物

●ヒョルト人にとっても金や銀は貴重らしい、と考えたのは「グローランサ年代記」にこういう文章があったからです。 一六三四 人々はファーゼストを包囲し、ムラリクが城壁を攻略した。孫娘が生まれ、寝床にする金の板を贈った。 “我が生涯の出来事”という章…

ヒョルト人のカルト:グストブランその2

●コメントをいただいたとおり、嵐の神殿の鍛冶の神グストブランは呪鍛(Enchant)ができません。それでは彼はなんなのかという話。●グストブランの神力は《青銅》《火》《鍛冶師(Smith)》です。青銅の神技は 《青銅》 《銅と錫を混ぜる》《青銅を精錬する…

元素と金属

● zeb さんがやっておられます。向こうのが詳細で正確ですよ。 ルーン鉱 - illuminate33の日記●日本語版「ヒーローウォーズ」の上級魔術の章では神と金属ではなく、元素と金属の関係が書かれています。ついでに呪鍛する場合の抵抗値と、呪鍛したときに引き出…

ヒョルト人のカルト:インギニュー

●掟に従うものならなんであれ受け入れるフマクトのカルトの性質からすれば、ヒョルト人のカルトとは言えないのですが、フマクトの下位カルト、赤い息子インギニュー(Inginew Redson)です。●インギニューはオーランスに仕える鍛冶匠グストブランの息子です…

呪鍛

● zeb さんから呪鍛についてのコメントをいただきました。グローランサの設定はルールや資料によって異なってしまうので、以下は日本語版の「ヒーローウォーズ」と未訳サプリ「Thunder Rebels」「Storm Tribe」をベースにした話です。●物品に魔力を与えるこ…

フマクト信者の剣

●フマクト信者の持つ剣が鞘から抜かれると、同じフマクト信者には見える「死の光」と呼ばれる光を放ちます。これはフマクト信者以外には通常は見えませんが、フマクト信者にとっては日の光と同じくらいあきらかだそうです。死の光はときどきは非常に強く、闇…

フマクトの加護と制約

●フマクト信者はフマクトから加護(Gifts)と制約(Geases)を受けることができます。例えば、 加護:いずれかの〈近接戦闘[剣]〉能力に+5する。 制約:剣以外の特定の武器(1種類選ぶ)を使用しない。 のセットです。加護と制約の組み合わせは決まってお…

フマクト信者の結婚観

●フマクト信者の結婚観についてコラムがあったのでもう少し詳しく。結婚についての2つの考え方があります。●1つは「むき出しの刃の哲学(The Bare Blades philosophy)」と呼ばれます。この考え方では、フマクトは死であり信者は死が肉体を持ったものとさ…

嵐の神殿のやや特殊なカルト

●信者が氏族との関係を断つカルトについて書きましたが、それらのフマクト、ウロックス、バービスター・ゴア、ユールマルのカルトが完全に氏族に属している他のカルトにくらべて特殊である点について。 氏族との関係を断つ - そっちはそっちの気晴らし、こっ…

ヒョルト人のカルト:フマクトその2

●昨日書いたように、フマクト信者は氏族と縁を切ります。これを Severing というそうです。切断、ですね。フマクトの《名誉》の神力には《縁故を断つ》という神技があり、これを使うのだと思われます。●氏族との縁を切断したフマクト信者はヒョルトの法から…

氏族との関係を断つ

●フマクトがしたように、フマクト信者は自分の氏族との関係を断ちます。これはフマクトだけではなく、ユールマルやバービスター・ゴア、ウロックスのカルトでもおこなわれます。それらの神はそれぞれの理由から族長であるオーランスの法に従わない場合がある…

ヒョルト人のカルト:フマクト

●嵐の神殿の戦と死と誓言の神フマクト(Humakt, God of War, Death, and Oaths)です。●フマクトはウーマスの子供で、オーランスの兄の一人です。彼は邪悪な叔父たちがたくらんだ成人の儀式で戦の穴に投げ込まれましたが、他の戦士たちを打ち負かし、彼らの…

ヒョルト人のカルト:エルマルその3

●太陽の戦神エルマルの本拠地は嵐の領域にある彼の農場の輝く広間(Shining Hall)です。信者はそこから嵐の部族の時代、ヴィングコットの子らの時代、混沌の時代、銀の時代、天空、そして地界の見えざる山の山頂に出ることができます。●エルマルの信者は死…

ヒョルト人のカルト:ヘラーその3

●異界の嵐の領域でのヘラーの本拠地はガパデロ(Gapadero、ギャパデロ? 何語?)と呼ばれる長館です。他に“three-height mountain”とも呼ばれるらしい。山3つ分の高さ? ガパデロはエンギジ川の岸にあります。周辺では雨の羊が草を食べ、雲のアリンクス(…

ヘラーの下位カルト

●やや半端なまま一覧。 “黒い雄羊”エレルサロール(Ereltharol the Black Ram) 神力:《黒い雨》 奥義:《最後の一滴》 ウィ(Ui)に敗れたヘラーの最後の一滴。大暗黒の中で混沌と戦った戦士としてのヘラーです。信者は氏族の近侍戦士。 “戦士”ヘラマクト…

ヘラーと雲

●女神としてのヘラーの下位カルトについて書こうと思ったんですが、ややこしいです。嫁だか本人だかわかりません。それでヘラーと雲の関係について。●嵐の神殿を信仰するヒョルト人にとって雲は3種類の動物の神霊(ダイモーン)です。精霊も認めてますが。…

ヒョルト人のカルト:エレルサロール

●これまでの話の中に上手くはまらないんですが、ヘラーのもう1つの戦士としての下位カルト、“黒い雄羊”エレルサロール(Ereltharol the Black Ram)です。●“黒い雄羊”エレルサロールはヘラーの最後の1滴(A drop of Heler)で、混沌に堕ちたウイ(Ui)から…

ヒョルト人のカルト:ユーフロル

●ヘラーを時系列順に追っていきますと、下位カルト“黄金の雄羊”ユーフロル(Yuhurol the Golden Ram)です。これはオーランスの仲間になったヘラー、いわゆるきれいなヘラーです。●ユーフロルはヘラーと大地の女神エスローラの息子です。オーランスがドラゴ…

ヒョルト人のカルト:ウロス

●かつてオーランスの敵だったヘラーの面影を残しているのが、下位カルト“青い雄羊”ウロス(Uroth the Blue Ram、ユーロス?)です。●ウロスの毛は青く毛深く、とどろく真鍮の蹄と強力な角を持った雄羊で、ヘラーのとる姿の1つです。彼はこの姿で山頂から山…

ヒョルト人のカルト:ヴォーリオフ

●ではヘラーの下位カルトで羊飼いのカルト、“牧人”ヴォーリオフ(Voriof the Shepherd)はどんなのか。●ヴォーリオフは通常、オーランスとアーナールダの息子とされます。しかし、神話によってはオーランスとヘレラ、あるいはヘラーとアーナールダがその両親…

ヒョルト人のカルト:ヘラマクト

●ヘラーの下位カルト、“戦いの嵐”ヘラマクト(Helamakt the Fighting Storm)です。戦士としてのヘラーで、この下位カルトはオーランスの雷鳴轟かすオーランスの相と共有されています。●オーランスが追放されると、彼の兄弟たちはトラブルを起こし始めました…

ヒョルト人のカルト:ヘラーその2

●ヘラーの解説を見てたら、次のように書いてありました。 Heler started out as a hostage or captive, but earned his freedom and the trust of his master. 「ヘラーは人質、あるいは捕虜としてスタートしましたが、自由と主人の信用を得ました。」休戦で…

ヘラーの属性

●ヘラーは名前と姿をたくさん持っているだけあって、とりとめがありません。雨の神なんてのも彼の属性の1つでしかありません。下位カルトを見てると彼の属性は水、雨、豊穣、戦士、青い、羊。そんな感じ。●そしてまたエルマルとちがって、ヒョルト文化全体…

ヒョルト人のカルト:ヘラー

●嵐の神殿の雨と忠誠の神ヘラー(Heler, God of Rain and Loyalty)の神話。他では聞かないような固有名詞が並ぶので、よくわからないのですが。●ヘラーはスラマーク?(Sramake、最初に陸に侵入した宇宙の水)の一部でした。彼は偉大な指導者で、すべての障…

オーランスとアロカとヘラー

●次は雨の神ヘラーかなと思ってます。●オーランスが竜のアロカを殺し、アロカの中にいたヘラーを助け出した神話があります。 mallion さんのところから。 http://www.glorantha.to/~tome/lib/o_and_a.htm これがヘラーがオーランスの部族に加わった神話なの…