ヒョルト人のカルト:ヴォーリオフ

Epikt2009-03-19

●ではヘラーの下位カルトで羊飼いのカルト、“牧人”ヴォーリオフ(Voriof the Shepherd)はどんなのか。

●ヴォーリオフは通常、オーランスとアーナールダの息子とされます。しかし、神話によってはオーランスとヘレラ、あるいはヘラーとアーナールダがその両親とされます。ヴォーリオフはオーランスの一部で、すべてのヒョルトの男はその少年時代を“牧童”ヴォーリオフのカルトのメンバーとして過ごします(少女はヴォーリアに入信します)。もちろん魔法は学べません。彼らは成人するとカルトを離れます。

●ヴォーリオフは氏族に食糧を供給する4人の供給者の1人です。彼の羊の群れへの忠誠心は、義務に対する献身の良い手本とされます。ヴォーリオフは多くのヒョルト人を羊の群れの中に隠すことで死から救い、そのことで賞賛されています。そのためヴォーリオフは彼らを守り、導くことが許されています。

●ヴォーリオフに入信できるのは男だけですが、ヘラーの性質により女の羊飼いもいます。カルトが提供する神力は《羊を飼う》で、羊を世話するための(平凡な)力を与えます。

●奥義の《群れを守る》は、群れを守るために使用されるあらゆる能力にボーナスを与えます。前に Ayukata さんが言っていたように、なぜか下位カルトのヴォーリオフのところに、ヘラーがヒョルト人を守り導くことが許されている、と書かれています。彼の族長(指導者)としての断片がこんなところに残っているんでしょうか。ヴォーリオフの“群れ”を、ヘラーが導くべき人間たちにまで拡大解釈するとおもしろくなるのですが。