ヒョルト人のカルト:ヘラマクト

Epikt2009-03-18


●ヘラーの下位カルト、“戦いの嵐”ヘラマクト(Helamakt the Fighting Storm)です。戦士としてのヘラーで、この下位カルトはオーランスの雷鳴轟かすオーランスの相と共有されています。

オーランスが追放されると、彼の兄弟たちはトラブルを起こし始めました。ヘラーは自らを“戦士”ヘラー(Heler the Warrior)、ヘラマクトと呼び、オーランスを追って長い放浪の旅に出ました。戦の渦中にあるオーランスを見つけた彼は、戦いに飛び込んで自分の主君を守りました。オーランスは彼を歓迎し、ヘラマクトはオーランスが追放されている間、忠実に彼に従いました。やがてヴィングコットがオーランスを呼び戻すと、ヘラマクトも共に戻りました。

●ヘラマクトは戦いの嵐です。武器の扱いに関しては並の戦士ですが、代わりに風を使います。ヘラマクトは四方の風として4つの風の神霊(ダイモーン)を従者としています。ヘラマクト自身はオーランスの四方の風の1つ、盾の近侍であり、オーランスからアランの盾(Shield of Arran)を与えられた優れた守り手です。

●ヘラマクトはスリンバッリ?(Thrinbarri)で戦った雷鳴の兄弟の一柱です。彼はアロンの略奪(Plundering of Aron)にも加わって活躍しました。

●ヘラマクトがオーランスを追いかけて出て行ったのは大暗黒のときだと思っていました。ちがいました。オーランスの追放はヴィングコットの子らの時代、暗黒の前の時期に起こったとされています(オーランスが不在のときに最初の同族殺しが起こりました)。その間、アーナールダは他の守り手と言われる一時的な夫たちを持ちました。そのリストが以下です。

Elmal the Bright, Heler the Shaggy, Vestkarthen of the Deep, Dojor the Black, Delan the Strong, and Dashing Veradash.

適当に訳すと、輝きのエルマル、毛深いヘラー、深淵のヴェストカルテン、黒のドジョー、強きデラン、大胆なヴェラダッシュ
オーランスを追いかけたはずのヘラー、残ってますね…。

●ヘラマクトが提供する神力は《戦闘》です。風を使った攻撃や盾を使う技、霧を使った防御などが含まれてます。ヘラマクトの信者は武器の代わりに魔法で戦うことを好み、戦闘の能力が高いレベルになることは稀だそうです。奥義は《戦の嵐》で、彼の四方の風である風の神霊を神技として使えるようになります。

●ヘラーと雷鳴轟かすオーランスのどちらの下位カルトとして入るかでほんの少しちがいがあります。