ヒョルト人のカルト:ヘラー

Epikt2009-03-15

●嵐の神殿の雨と忠誠の神ヘラー(Heler, God of Rain and Loyalty)の神話。他では聞かないような固有名詞が並ぶので、よくわからないのですが。

●ヘラーはスラマーク?(Sramake、最初に陸に侵入した宇宙の水)の一部でした。彼は偉大な指導者で、すべての障害を克服し、周辺の土地に流れ出して川を走らせました。ヘラーはローリオン(Lorion)の軍団の長として天空に侵攻しましたが、初めて後退を余儀なくされました。天空の守護者ジャグレクリアンド(Jagrekriand the sky defender/シャーガシュ)が彼を天の河から放り出し、堤防の中に閉じ込め、永遠に登って来ないように防ぎました。

●ヘラーはその力を失わず、天空の代わりに中空を支配しました。洪水の時代には彼を崇拝する者が膨大な数に登り、ヘラーの民(Helering)のボートは海と雲の上を航行して、あらゆる者と戦うために軍隊を運びました。ヘラーは多くの戦いで前線に立ち、オーランスを三度、水上(中?)で敗北させました。

●やがてヘラーの攻撃は押し戻され、彼の艦隊は奇襲を受けて破壊されました。オーランスは戦士を集め、ヘラーの民に向けて進軍しました。ヘラーも手勢を呼び集め、誰もが大いなる部族の滅びを予感しました。しかし戦いの前にヘラーとオーランスは2人で会い、彼らは予期された恐ろしい殺戮を避け、休戦して同盟を結びました。ヘラーの民はヴィングコットの時代における3つの嵐の部族の1つになりました(他の2つはヴィングコットの民とデューレヴの民)。

●ヘラーの敵ウイ(Ui/ウーイ? ユーイ?)はヘラーを嫌い、3度も彼に敗れていて、そのたびに力と活力の半分を失いました。しかし最後にウイは自らを混沌に売り、ヘラーに触れて彼を(固体の)水晶に変え、信者の祈りが届かぬ空高くに浮かび上がらせてしまいました。その後、ヘラーの民は混沌によって打ち砕かれました。生き延びたのはマニリアの海岸沿いにあるわずかな植民地? だけです。ヘラーはオーランスが光持ち帰りし者たちの探索行から帰還して彼を解放するまで凍ったままでした。

●曙にヘラーは生の世界へと戻り、虹と露、そして肥沃な雨をもたらして、新しい生命のためにヴォーリア(春の乙女)と踊りました。その時から、ヘラーはオーランス人の世界に欠くことのできない一部となりました。

●川の神エンギジとかぶってる部分もあるのですが、エンギジの名前は出てきません。オーランスと戦ったときはウォーチャ(Worcha)と並んで戦ったらしいです。
ヒョルト人のカルト:エンギジ - そっちはそっちの気晴らし、こっちはこっちの気晴らし