神の強さとカルトの規模

●英雄カルトを見てると神の強さとカルトの規模の関係がわからなくなります。神の定義として、信仰(供犠など)のみかえりに魔法を提供してくれるってのがあったと思いますが、英雄カルトは神技1つを提供する程度です。だから神ではなく、半神とかそれ以前の存在ですね。

●入信者(リソースの30%を捧げる)は神力を使うことができ、神力に含まれる細かい神技まで使うには帰依者(リソースの60%を捧げる)でなければなりません。英雄カルトは10%のリソースを捧げれば神技を手に入れられる変則的な信仰のようです。ヴォガースのように奥義がある場合は英雄カルトに帰依しなければならず、この場合は同時入信してるカルトがあってもそちらには帰依できなくなります。

●ルナー帝国は新興宗教というか、新しい神や教派が好きです。しかし新しい神は古い神にくらべて提供する神力が少なかったりします。2つの場合もあるし、1つだけの場合もあります。ルナーの商業神エティーリーズにも英雄カルトがあり、それらの教派はエティーリーズの提供する2つの神力に属する神技をいくつか追加して提供します。

●英雄カルトと神のカルトの境界線は神力か神技かという辺りにあるのかと思うのですが、これにあてはまらないように見えるものもあります。魔法を提供しない神のカルトもあり、これは厳密な意味でカルトと言えるのかわかりません。グローランサにはインチキ宗教も多いそうなので。

●では弱い神が力を増すことはあるんでしょうか。インチキ宗教が本物になったり、英雄カルトが神のカルトになったりするでしょうか。ドラゴン・パスのサーター王は英雄カルトとして紹介されていますが、詳細は説明されていません。一国を建てるという意味では同じ程度の功績を残したと思われるルナー帝国のフワーリン・ダールシッパは、女神として信仰され、古来からの神々に匹敵する力を持っています。この姉貴分の成功から見て、現在のルナーの英雄ジャ・イールもいずれ女神になるのは確実です。まだ人間にとどまっている彼女はすでに自分の教団を持っていますが、これはインチキ宗教でしょうか、本物でしょうか。