ヒョルト人の職業:スカルド

Epikt2008-08-08

グローランサのヒョルト人の職業にスカルド(Skald)というのがあります。なんとなくファンタジーに登場する吟遊詩人を想像するのですが、やはりちょっとちがう。ウィキペディアにも登録されてまして、北欧の文化に由来するそうです。

●ヒョルト人のスカルドには旅をする者もいますが、族長や王に仕える近侍(指名される)としてより重要です。そのためスコヴァラ信者の大道芸人たちとはちがう、上位の芸人とされています。スカルドは楽器を演奏し、神々や先祖たちの偉業を歌います。また踊りの名手でもあります。戦場では戦士たちを鼓舞し、みずからも剣をとって戦います。系図も暗誦するので、知識の神ランカー・マイの語り部や学者とは別の系譜の口伝の知識の伝承者ですね。D&Dでもバードが知識判定できました。ということは族長たるものはスカルドやスカルド見習いを養っていなければなりません。偉大な先祖の知識が途絶えてしまいます。

●スカルドのスタイルですが、楽器はハープか笛(角笛)のようです。歌いながら弾くならハープが基本でしょうか。機転が利き、即興で詩をつくってそれに曲をつけることができます。もちろん記憶力に優れ、話術も巧みです。強制はされませんが、当然戦場で戦える人間だと見なされています。オーランスの下位カルト“スカルド”ドロガーシを信仰し、その歌で戦場の戦士たちを高揚させます。近侍ではない放浪のスカルドも歓迎されるようです。