ルナー帝国の地方:ダールセン

Epikt2007-11-11

●ルナー帝国は君主領【Sultanate】とか民族とか、それぞれの区分がずれていてややこしいです。グレート・シスターやヴァラーレ・アッディなんかはダールセン【Darsen】地方で重なるようです。ダールセンはハートランドの北西部、カラサル【Karasal】君主領に属しています。とはいえオローニン君主領にも関係あるようなんですが。

●ここの文化は古代から母権制の習慣があり、女たちの支配する国でした。やたら女神がいるらしい。だからかどうかは知りませんが、ルナーの道による改革はあまり必要なかったそうです。ヴァラーレ・アッディによる神話の再発見、そしてグレート・シスターの存在で十分だったとか。

●気の毒なのはここのサトラップ(君主)で、グレート・シスターの方が権限が強いんですね。皇帝と同格か次くらいなので当然ですが。伝統的な支配者階級の女たちはサトラップのすることが気に入らないと、グレート・シスターに話を持ち込んでくつがえしてしまうそうです。(ここのサトラップはジャイールを輩出したイール一族だと思ってたんですが、それはとなりのオローニン君主領でした)。女の強い地域だから、グレート・シスターがあえて自分の居場所にして影響下に置いたようにも思えます。

●また BLUEMAGI さんのところ(http://www2u.biglobe.ne.jp/~BLUEMAGI/LunarImperialEconomy-j.htm)によると、経済的にもグレート・シスターは独立した徴税圏を持っていて、サトラップもそれには手が出せないのだとか。領地内に別の国があるようなもんですね。

●不思議なことに一妻多夫制はとってない、と書いてありました。