SF・環状世界

ゲームブックに「魔城の迷宮」という奇書があります。これは奥谷晴彦(HUGO HALL)と刀根広篤の共同執筆ということなんですが、刀根広篤単独で書かれたゲームブックもあるそうです。この「SF・環状世界」という本がすごいらしい。

 読まれた方の書評
 GodenGoden-21

●山口プリンさんがわざわざこの本を国立国会図書館で探して読まれてます。この日記でこの本の存在を知りました。

 その感想
 冒険記録日誌

ゲームブック界のトマソン、そんなタイトルが浮かびました。見たいような見たくないような。

●山口プリンさんは、国立国会図書館を利用したときの顛末も書いておられます(冒険記録日誌)。国立国会図書館の使命はいくつかありますが、その中の資料(書籍)の保存/保管というのは利用者の利便性よりも優先されてます。そのための閉架式です。本を指名して出してきてもらわなければなりません。書籍が切り取られたり盗まれたりというようなことを防ぐために、チェックも厳しくなってます。

●昔、内部書庫を見学させてもらったことがあります。地下に巨大な空間があってそこに書籍が溜め込まれています。理念としては日本の出版物は全部収めるべし、ということなので、増える一方なんですね(納本制度ってご存知でしょうか?)。おかげで上のような珍書も見られるのです。中は巨大図書館という言葉のもたらすイメージよりも、事務的というか散文的で、倉庫状の空間に無機質な書架が並んでました。