ルナー帝国の君主領:カラサル

Epikt2007-11-13

●ルナー帝国には9つの君主領があり、それぞれに赤の皇帝に認められた君主がいます。この君主領と君主の呼び方には、各地の伝統に基づいていくつか種類があるらしく、面倒です。詳しくは piroki さんの解説を参照。

 http://www12.ocn.ne.jp/~piroki/Glorantha/Lunar2.html

●で、そのうちの1つカラサル【Karasal】君主領です。こないだ書いたダールセン【Darsen】を含むエリアで、基本的に5種類の文化が入っているらしい。で、それぞれが揉めてます。典型的な分割して統治せよ、というルナーの方針に従った君主領です。

●オスリル川流域のダラ・ハッパ人は、もちろん優れた人種である自分たちに支配権があるべきだと主張しています。丘陵地帯のダールセン人は、最古の文化を持つ自分たちが支配権を持つべき、と主張しています。父権制のダラ・ハッパと母権制のダールセンの関係は特に険悪です。ダールセンの神話では、太陽の神は女神たちに仕える存在なのだそうです。そして初耳の、ディコール川沿いの低地に住むディコール人【Dikorians】ですが、この人たちはダールセンの派生らしく、真の文化の後継者は自分たちであると主張しています。ダールセンからはディコールはダールセンの一部であると主張されてます。

●そして、白海に面した北の平地に住むカラサル人ですが、彼らは何かを主張していません。なぜかというと、今のサトラップ(君主)がカラサル人なので。ラスタリ家のガルンさんが、古来からのカラサルのやり方でカラサル君主領を統治しています。

●あと、最北の森林地帯にエオル人がいるんですが、彼らはあまり政治に関係ないようです。税も免除されているらしい。原始的な祈祷師社会らしく、精霊とエレメンタル信仰が基本で、その文化も文明的なものではないようです。TRPGワーウルフを思い出す精霊との付き合い方をしてます。

●さらに治外法権のグレート・シスターという難儀な存在がいるので、ここの君主のガルンさんは大変だなぁ、と思ったのですが、彼はこの民族的な対立を利用して賄賂を集めておるのだそうです。帝都グラマーでの政争の資金にするのですね。さすがルナーでサトラップを務めるだけのことはある(笑)