クーロンズ・ゲートその2

●続いて、妄人(ワンニン)について。今回の画像は人によってはグロになってしまうかも。

●摂理の失われた陰界のクーロンでは、妄想が強すぎる人間が妄想そのものになってしまうことがあります。そういう存在を妄人といいます。邪悪な術によって無理やり妄人にされてしまうこともあります。主人公の風水師も鬼律(グイリー)に負けて邪気に汚染されてしまうと、妄人になってゲームオーバーです(何の妄人になるかは選択できる)。



左上が鍵穴男、右上が扉男、
中段左が電光掲示板男、右が老酒のカメ男、
左下が携帯電話男、右下が端末男です。

●鍵穴男は鍵穴を覗くことに執着していた人間で、その妄想によって鍵穴の妄人になってしまいました。女性器に似た形状なのはデザイナーの冗談でしょう。悲しいかな、鍵穴になった彼はもう鍵穴を覗くことができません。端末男もしかり。彼は端末(ゲーム中、セーブや通信などに使う)通信が好きだったのですが、端末になってしまったのでもう自分では使うことができません。

●妄人はまだモノではありません。人とモノの間の存在です。境界の上にいるんですね。ただし妄想する力を失ったり、強い妄想の力にさらされるとモノになってしまいます。ややこしい設定ですが。

●みんなモノ+肉という不快なデザインになってます。俺が個人的にきつかったのを。



双子の兄弟でしたが、邪悪な妖術師によって妄人、医療鋏男にされてしまいました。はさむ部分のそれぞれに顔がついてます。内臓っぽいものもぶら下がってますが。最悪なことに、彼らは精神も1つにされてしまっています。お互いの思考が混ざってしまう。頭の中で他人の声がするという病気がありますが、まさにそれ。これは生理的にきました。