裸足のハルマストその2

Epikt2008-12-21

●枝拾いだったことで有名なのが第一期の英雄、裸足のハルマスト(Harmast Barefoot)です。データが大量にあって信頼度を確認してられないので、俺の妄想話だと思ってください。 mallion さんのところにハルマストが15歳だった頃に見た風景が描写されています。
奇妙な断章 - まりおんのらんだむと〜く+

●ナイサロールの光の帝国に属するロカマヤドンは、オーランスを廃してみずからの新しい風の神の信仰を強制しました。それに従わないオーランス人は追われて、上のような状態だったようです。ウロックスの儀式のために諸部族が集まっているのですが、襲われるか転向するかで極端に数を減らしています。野営地に来たハルマストの部族(ベレネスの子ら)は3人だけで、しかもハルマストと兄のカンスタルは未成人です。

●ロカマヤドンオーランスを滅ぼすために呪いをかけ、誰もオーランスに入信できなくしました。それがハルマストが生まれてから2年後の398年、オーランスの“邪悪の年”です。カンスタルはもう25歳ですがいまだに入信の儀式を受けられず、未成人の扱いを受けています。ハルマストが入信するまでこの呪いは破れませんでした。

●ハルマスト少年はオーランス人であることにこだわりがあるようです。オーランス人がその行為を軽蔑するために、山羊を食べることを嫌がっています。セックスの問題もあって、オーランス人の習慣では未成年はセックス禁止です。カンスタルはこっそりやってますが(年齢を考えると無理もない)、ハルマストは女に憧れつつ、オーランスの禁は破りたくないと思っているようです。

●ハルマストはオーランスの下位カルト“恋人”ニスキスに入信していたという話があり、10人の女性との恋愛遍歴が物語として残ってます。そっちの才能はあるんですね。 zeb さんの年表によればハルマストは411年に18歳で入信するのですが、その年に最初の子が生まれてます。禁を破らずにいられたのか、微妙なところじゃないでしょうか。
グバージ戦争の年表 - illuminate33の日記

●ハルマストの友人としてオールマールという少年が出てきますが、彼は母が強姦されて生んだ子で父親がわかりません。ヒョルト人にとって強姦は死刑に値する最悪の罪です。子供に罪はないのですが、彼はつらい立場に立たされています。運がよくても将来は小作農どまりで農民にはなれそうもありません。小作農にはこういうタイプもいるんでしょう。

●ハルマストは後に光持ち帰りし者たちの探索行をおこない、ナイサロールを滅ぼすことになるアーカットを連れ帰ります。しかしナイサロールとの戦争や王としての権力にはあまり興味が無かったようです。彼が本当に望んだのは、奪われたり与えられなかったりした平凡なオーランス人としての生活なのかなと思ったりするのですが。