クーロンズ・ゲート

●特に話題がないので10年以上昔の「クーロンズ・ゲート」の話でも。 wikipedia の方を見ていただければわかりますが、クーロンズ・ゲートは初代プレステで出たアドベンチャーゲームです。1997年2月28日発売で香港返還の1997年6月30日にあわせたようですが、実は発売が遅れに遅れ、発表から発売まで4年以上かかったんだそうです。

●Disk4枚組の大作でボリュームは膨大、映像も大量。それよりなにより奇天烈なアイデアがてんこ盛りで、いまだにそのインパクトをひきずってる人も多い。セカンドライフに陰界のクーロン城がつくられるほどです。

YouTubeにはトレイラーくらいしかありませんでしたが、ニコ動には今まさに現在進行形でプレイ中の動画が上がってました。そこからキャプした、モンスターに相当する鬼律(グイリー)の画像を。

●ゲームの舞台である陰界(パラレルワールド)のクーロンでは風水の見立てがおこなわれておらず、律が定まっていません。そのため物事の境界が曖昧になってます。このゲームを象徴する妄人(ワンニン)は人→モノ、鬼律はモノ→怪物に変化したもの。邪気が淀んでモノにつき怪物化したのが鬼律です。



吊り輪につかまったというか、絡まった裸の人体/肉の塊が“照れ屋下午”です。ゲーム画面では鬼律は動くので、これが前後に揺れます。照れ屋なので顔は見えません(恥ずかしがって身悶えする)。顔があるのかもわかりませんが。とても不快ではありませんか?



そしてこれがそのバージョンちがいの“照れ屋上午”です。木の箱の中に小さい照れ屋がいくつも動き回っています。顔は見えません。俺はこのデザインにあきれてしまいました。京極夏彦の「鉄鼠の檻」で関口が見る夢に、無数の無表情な小さい坊さんが走り回るのがありましたが、それに近いかな。バッドトリップで見る幻覚はこういう感じなんでしょうか。