ドナンダー体験その2

Epikt2008-08-28

●昨日書いたように、音楽の高神ドナンダーは音楽を通してのみ感得されます。そのためドナンダーの信者にドナンダーを言葉で説明してくれと言っても、難しいと思われます。ドナンダーは絵で表されるときには、その地方で一般的な楽器、あるいはその楽器を持った人間の姿をとります。そのものが表現できないので、音楽の発生源である楽器で表すという次善の策ですね。信者が人間以外の場合は、その種族が楽器を持った姿をとるでしょう。

●神話においてもドナンダーは様々な姿をとります。性別すら決まっていません。ドナンダーはそのときその場のパートナーを喜ばせるために姿を変えました。彼の母は幻影の女神タイレーニアであり、父は音楽とも呼ばれるラルフォリサス。ラルフォリサスの父は変化の神ラーンステイで母は調和の女神ハラーナ・イロールです。ドナンダーはその3柱の神の「幻影」「変化」「調和」の力を受けついでいるので、変化はお手の物だったでしょう。

●実はトリックスターの神ユールマルの力は「幻影」「変化」「無秩序」でドナンダーと近いんですね。しかしドナンダーが調和の力で他の存在を喜ばせるように働くのに対して、ユールマルは無秩序の力で他のものを失敗させ、怒らせてしまうようです。

●で、昨日の理屈では、ドナンダーは音楽を愛するあらゆる種族に体験される可能性があることになります。昔、ドラゴン・パスで氏族を経営する「King of Dragon Pass」というゲームが発売されており、その体験記を mallion さんが書いてます。その中に、こういうのがありました。

 と、突如「楽団」が氏族を訪問。(イベントです)


 が、構成員が、巨人にミノタウロスx2、まではまあいいとしても(あんまりよくない)、スケルトン x いっぱいって一体……。楽団の団長マスター・バンダリニは「一世代に1回の機会だ!」という。値段は牛10頭。


 マイ信者のランダルヴァールは、「オーランシーではないが、正しい挨拶を知っているからいいんではないか」という。いいのか?スケルトンで? (^^;

巨人とミノタウロスとスケルトンの楽団(笑)。明言されていないようですが、ドナンダーの一座でしょうか。