小鬼

迷宮キングダムの魅力の1つはシニカルでポップでときにはディープな世界設定であろう。たとえば小鬼(Ogrekin)である。
 

指輪物語のオーク、ルーンクエストのトロウルキン、ウォーハンマーならゴブリン? いやひょっとしたらスノットリング。そして迷キンの小鬼。百万迷宮世界で人間種族と生態系ピラミッドの底辺を争うのが小鬼。レベル1、HP1の彼らは命のはかなさと安さを教えてくれる。
 

巨鬼(Ogre)は自分よりレベルの低いモンスターを食べることでパワーアップする。コストからいって1レベルモンスターならなんでもいい(PCのレベルに応じて出現するモンスターのレベル合計に制限がある)のであるが、やはり食われるのは小鬼でなければならないだろう。はかない。
 

小鬼大砲は小鬼を宮廷陣営に向かって撃ちこむ。システム処理としては着弾するエリアのキャラクターのHPを半分にしなければならないのであるが、迷キンのルールでは小数点以下は切り上げなのでHP1の小鬼には影響がない。意外にしぶとい。
 

そして小鬼たちの英雄、小鬼英雄(Ogrekin champion)。小鬼英雄がいると小鬼全員が狡猾に行動するようになり、ちょっと強くなるのであった。足し算じゃなくて掛け算的な強化である。でもたぶん【鬼族指揮】のスキルの方が強いと思う。英雄なのにレベル3という安さ。
 
サプリ「大殺階域」では新しい小鬼たちも追加された。数えてみたら全部で23種になった。派遣小鬼の労働条件、アメリカ小鬼はどこから来たのか、大小鬼は形容矛盾ではないか、小鬼救世主はぱらいそさ連れて行ってくれるのか。気になった人は迷キンをするしかないのである。
 
[追記】
調べたところスノットリングにはチャンピオンにあたる存在はいないそうだ。すると小鬼はスノットリングよりは上位種なのかもしれない。何を基準にして上下なのかよくわからないが。
 
 
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