ムーンボート

●ルナー帝国のムーンボートについて。月の船とか月船と訳すのだと思いますが、ボートの語感が大事な気がするのでそのままで。ムーンボートの開発者ヴァーガーのプロジェクトXは昨日の記事で。

ルナー帝国のカルト:ヴァーガー - そっちはそっちの気晴らし、こっちはこっちの気晴らし
 
●月に生える月の葦(moon-reeds)によってつくられた物品はその精霊を覚醒させることで、月の光の上を飛行することができます。ムーンボートは月の葦でつくられた船で外見はダージーン地方で使われる葦舟を模しています。ボートが三日月形をしてることも大事なのかもしれません。

●覚醒したムーンボートの第七の精髄(Septessence、魂)は、ムーンボートの乗員のガーディアンとして機能します。ガーディアンの体は船全体であり、船長か船長が指定した者としか会話しません。このスタイルはグローランサでは一般的だと思います。ムーンボートの性能はムーンボートが持つ能力(航行速度や運搬能力など)として表されます。飛行速度は月の満ち欠けの影響を受けます。

●ムーンボートのほとんどは輸送用で軍事目的のものはわずかです。小さい輸送用のムーンボートの場合大きさは15M3(Mはマスタリーのルーン)で、船員は5〜15人、10人の乗客あるいは3,000ポンドの貨物を運ぶことができます。15M3の船は水上船ではジーベック船(Xebec)が近いようです。ということは、それでもかなり大きいように思えますが。〈速さ(Agile)〉は17で、水上のボートと同じです。大商人が高価なものを運んだり、ルナー軍が伝令を送るのに使います。

●大きな軍事用のものとしては“紅玉の支配者号(Ruby Dominator)”があります(規格名じゃなくて艦名だと思います)。船員は50人で、21人の弓兵と降下訓練を受けた100人の兵士を乗せることができます。防火処理をされた革の装甲を施され、バリスタが搭載されています。大きさは15M4でコグ船(Cog)より大きいです(葦で作れるものなんでしょうか?)。小さい砦のようなものかもしれません。〈速さ〉は15です。ガーディアンの能力として、船自体が魔術に抵抗します。

●飛行は基本的にムーンボートの《Fly on Moonbeam》によるのだと思いますが、帆走もするのかはわかりませんでした。ヴァーガーの神力は《敵意ある風をしりぞける(Dismiss Hostile Wind)》のですが、都合のいい風をみつけたり呼び起こしたりはせず《より良い月光を見つける(Find Better Moonbeam)》ことで船を操縦するらしいので。ということは月光には水流のような流れがあるのかもしれません。
 
 
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