時間超人

キン肉マン2世のタッグトーナメントが面白くありません。その原因の何割かはラスボスらしい時間超人コンビの魅力の無さによります。

●なんでもアクセラでかわしちゃうもんなぁ。受けようよ。プロレスは対話だよ。技をやぶるのは相手の技の理屈を理解して、その理屈にのっとってやぶるのが正しいんだよ。ロビンスペシャルをやぶった昔のネプチューンの方が時間超人より強く見えるよ。今は耄碌しちゃってるけど。どんな技でもアクセラで回避するのは相手の言い分を聞かないのと同じだよ。かと思うと光ファイバーのクロスボンバーを足で止めちゃうしさ。そこは無茶な理屈でいいから光ファイバーの弱点を突こうよ。

●今週のエキゾチック物質を使ったあれもなんだよ。期待したのに結果はアレかよ。話が広がらないよ! 完璧超人コンビのマグネットパワーは時間止めとか時間逆回転にまで発展して話を盛り上げたのに、エキゾチックはそんな気配もないよ。

●しかし時間超人に同情する点もあります。連中がわたされた台本には「圧倒的強さで決勝まで進み、決勝で主人公コンビに負ける」と書いてあるにちがいない。そりゃやる気もなくなる。時間超人の試合がつまらないのは、実は消極的に話をぶち壊しに来てるのかもしれない。しかし歴代の悪役たちは与えられた役割をきっちり果たして記憶に残る悪役となったのだから、時間超人も腐らずに努力して欲しい。