ヒョルト人のカルト:トール

Epikt2009-06-23

●インキンの子供たちのカルトは打ち止めで、最後にインキン自身のカルト、雲のインキン、トール(Tol, Cloud-Yinkin)のカルトです。

●トールにはいくつかの要素があり、1つは雲の父としてのトールです。インキンに誘惑された女神ターヘレラ(雲の母タレーナの娘)は雲の猫たち(Cloud Cats)を生みました。

●もう1つはスンチェン人と戦うインキンの要素です。インキンの神話で語られているとおり、彼はトールとして精霊たちの蛇獣連合(Serpentbeast Brotherhood)と戦いました。狼の大精霊テルモー、豚の大精霊ムラロットと牙や爪を交えましたが、父である大精霊フララーが戦いに加わると隠れ、逃がれました。

オーランスと2人旅をしたインキンもトールの名で語られます。タット(Tat、オーランスの別名)とトールの冒険譚はヒョルト人に好まれる物語です。

●トールのカルトが提供する神力は《スンチェン人と戦う》です(スンチェン人は精霊崇拝の民)。インキンの奥義《アリンクスになる》を使うと、理屈から言えば雲の猫(雲のアリンクス)になるはずです。雲のアリンクスは神霊(ダイモーン)だと思いますが、データが載ってないので断言できません。肉体を持つ人間が神霊になれるものなのか。雲の猫をトールの子ら(Toling)と書いていた箇所があった気がするのですが、思い出せません。