ヒョルト人のカルト:ガヴレン

●インキンの下位カルト、“狩人”ガヴレン(Gavren the Hunter)です。ガヴレンはインキンと“野の姫”ヴェルハラの子供です。野の姫でさえ、インキンの言い寄りには抵抗できませんでした。

●ガヴレンは父母から独立独歩の気質を受け継ぎ、人里から離れた風の森で獲物を追って暮らしました。しかし父には忠実であったため、インキンが傷を受け、ガヴレンを呼ぶことができないほど弱ったときにさえ、彼はやってきて父が回復するまで食料を運びました。

●ガヴレンは父親と同じように多くの女神たちとつがい、ガヴレン種のアリンクスの血統を生みました。彼は特に大地の女神たちを愛し、大地を略奪しようとするウズ(トロウル)を撃退することで、彼女らの愛を得ました(ガヴレン種のアリンクスは大地のアリンクス(Earth Alynx)とも呼ばれる)。そのためウズとの関係は険悪で、ウズの戦神カーグ(Karrg)を爪にかけ、その報復としてガヴレンの子供たちの一部が殺されました。彼のウズへの憎悪は際限がないと知られています。

●ガヴレン種のアリンクスはオレンジや茶色、鈍い赤色といった彼らの環境に溶け込むことのできる毛皮を持っています(人間に飼われていないガヴレン種の生息地は山岳地帯)。ヒョルト人は彼らが最良の狩猟猫? だと信じており、「待ち伏せ屋(lurker)」と呼びます。またインキンを助けたガヴレンの神話から、「忠実(loyal)」の二つ名も与えています。

●ガブレンのカルトが提供する神力は《荒野で生き延びる》で、《アリンクスになる》の奥義を使った帰依者はガブレン種のアリンクスになります。