荒野のオーランスその2

Epikt2009-05-30

●つづき。

●ヴァラノーランスは大地の鹿ファ(Fa)と走って負かし、緑の岩の獅子グラー(Grar)と取っ組み合い、マンティコラのデューセラ(Dursela)の尾を銛で切り落として殺し、角ある昆虫ルリュドラム(Rurudram)をあおむけにひっくり返し、まだらの鷹のイティ(Iti)を射落としました。そして最後に、ヴァラノーランスはデューセラの針を釣り針に、ファの腱を釣り糸に、グラーの心臓をおもりに、イティの羽根をルアーに、ルリュドラムの甲羅をボートに使って、悪魔の魚サシャカ(Sashaka)を釣り上げました。

●しかしヴァラノーランスはヴェルハラを捕らえられなかったので、ディニ(Dini)に帰って、見つけたものについて皆に報告しました。彼はその土地を最初の土地エスジェネン(Esjenen)と呼びました。今度は多くの人々が興味を持ちましたが、オーランスの姉妹たちはまた不平を言いました。「私たちが今飼っているこの動物たちを見なさい。その奇妙な土地で私たち皆を先導することができるのですか?」

オーランスは今度は発見の群(Discover Band)を組織すると、彼らをともなって再びエスジェネンに入りました。彼らは広大な土地をさまよい、ヴァラノーランスはみんなが知るべきことを示しました。発見の群はエスジェネンを探検し、多くの新しいものや隠された民族を発見しました。この旅で冒険者デストールと狩人オーマラヤが最初にその技を獲得しました。

●発見の群は山に戻ると新天地に移るようにオーランスの姉妹たちを説得しました。今や野生の土地の道を知り、彼女たちを守ることのできる者が多くいました。そしてついに大いなる土地下りの移民の集団、家畜の群を引き連れた神や人々が出発しました。斥候タトウスが人々を安全に前進させ、オロルマーンが動物を御す方法を人々に教えたので、彼らは望むところに移動しました。こうして山の下の世界は殖民されました。

●なんだか日本の古事記あたりの神話と雰囲気が似てるような気がしました。5頭の威厳ある獣は(魚を入れると6匹いますけど)鹿は大地、獅子は岩、昆虫は闇、鷹は天空で魚は水だと思うのですが、マンティコラ(マンティコア)はなんだろう。魔道でしょうか。