ヒョルト人の職業:狩人

●ヒョルト人の狩人(Hunter)の説明はこんな感じでした。

●狩人は獲物を求めて自然の中を徘徊します。弓矢やジャヴェリン(投げ槍)、スリングなどを使って狩りをし、小さな動物には罠を仕掛けます。狩人は一年の特定の時期(狩猟期)に動物を捕らえます。それ以外の時期に動物を狩ることは軽い罪になり、通常は族長に雌牛1頭を支払わなければなりません。野生の群を狩り過ぎたり、妊娠した動物を捕らえたりするなどの損害を生じさせた場合はさらに多くなります。特に優れた狩人は揺るがすもの(恐竜)を罠で捕らえようとするかもしれませんが、それと戦おうとは思わないでしょう(それは戦士向けです!)。

●狩人は民兵(fyrd)には射手として加わるため、槍や盾、兜を持っていなくてもかまいません。彼らの弓は彼らが自由な人間であることを示しています。

●性格としては〈忍耐強い〉 を持ちます。信仰対象は冒険者オーランス冒険者デストール、狩人オーマラヤ、斥候タトウス、ヴァラノーランス)、すべての父オーランス(農夫デューレヴ) 。まれに熊のオデイラやかすみ猫インキンの信者がいます。生活水準は並で、農夫と同じ価値を持ちます。

●狩人が冒険者PC向けかどうか考えたことがありました。彼らはたしかに農夫よりは自由になる時間が多いように思えます。しかしオーマラヤの狩人はステッドに属しているので毎日家に帰りますし、氏族の儀式にも参加しなければなりません。オデイラの信者は氏族の活動にはほとんど関係しませんが、狩猟グループに参加していれば狩りに時間をとられますし、自然の中で暮らす分、季節ごとの儀式が多いようです。それに狩猟の神力が狩猟以外にも使えるかどうか。俺なら多少ペナルティを入れたくなるところです。

●結局、どこまでこだわってヒョルト人の生活スタイルを再現するか、という狩人以外のPCにも関係した問題になります。氏族での生活を維持しながら冒険者になるのは無理があります。氏族と縁を切ってしまえば、その日からの食い扶持に悩むことになります。厳しくするかイージーに行くかはメンバー次第ですが。