ヒョルト人のカルト:オデイラその3

Epikt2009-05-16

●ではオデイラ信者ってどんな人、という話。

●昨日書いたように、ステッドに暮らす普通の狩人なら冒険者オーランスの下位カルト“狩人”オーマラヤに入信すれば十分です。オデイラに入信するのは選ばれた人間(変わった人間ともいう)です。自然や狩猟に対して親近感( affinity と書いてあるが、神力ではなくて親近感でいい…と思う。いやつながりとか親和性の方がいいのかな)を見せる子供たちが、成年になるまで指導と訓練を受けて狩人となり、オデイラに入信します。

●オデイラの入信者は深奥の狩人(Deep Hunter)と呼ばれます。オデイラへの入信の儀式を受けることは男女を問わず可能ですが、儀式は優れた狩人にとっても厳しい試練です。志願者は年長の狩人(オデイラの帰依者)から狩るべき獲物を指示されます。彼らは体にルーンなどを描かれ、自然の中に送り出されます。

●志願者は獲物を追跡して仕留め、獲物が未来においてこの世界に戻って来られるように、その一部を自分の中で生かすことを約束しなければなりません。獲物と神聖な狩猟用の武器をともなって帰って来た者は入信者となります。オデイラの信者となるべき人間だけが生き残るのであり、神に選ばれなかった者は帰って来ません。彼/彼女は獲物を共同体に提供し、他のオデイラの狩人たちと一緒にステッドを去り、彼らから祝福を受けます。このとき捕らえた獲物を表す刺青を入れるか、あるいはその獲物から受けた傷が入信の印となります。

●オデイラの帰依者は Master Hunter と呼ばれます。上手い訳が思いつかないのですが。ほとんどの入信者が狩猟の技術を向上させ、帰依者となります(それまでに死ななければ)。帰依者になるためには「熊狩り(Bear Hunt)」の試練を経なければなりません。オデイラと同じく、大いなる熊(Great Bear)を追跡して殺すクエストです。熊は信者自身であり、自分を殺すこの強烈な経験は信者を変えます。自身の皮をまとって戻った信者はオデイラの帰依者となっています。