ヒョルト人のカルト:エルマルその2

Epikt2009-03-01

●太陽神エルマルの人柄について。神ですけど。エルマルは不在のオーランスへの忠誠を守り抜いたことから明らかなように、正義と信念の人です。同時に、ヴィンガを怒らせたように頑固な人でもあります。同じ性格の表裏です。

●エルマルの聖地に、嵐歩みの山脈のふもとにあるアブリンナの涙(Abrinna's Tears)と呼ばれる小さな泉があります。かつてエルマルは3匹の混沌の怪物からアブリンナという水の女神を守りました。アブリンナはエルマルを望みましたが、彼はそれを拒絶し、アブリンナは泣きました。ここにあるエルマルの寺院では貞節なエルマル?(Elmal the Chaste)に加入できるそうです。しかしエルマルひどいな。結婚後だったんでしょうか。貞節なエルマルのカルトは神技《誘惑に耐える》を提供します。

●エルマルも木石ではありません。エルマルにはオーランス不在のステッドを守ったときの神話があります。エルマルと戦って勝つことをあきらめた混沌たちは、彼を策略にはめることにします。嘘の語り手(Teller of Lies)がその役目をにない、何度か姿を変えてエルマルの前に現れます。

●その最初はエルマルが火の部族に属していたころ、彼が愛した女でした。彼女(嘘の語り手)は過去の不誠実を謝り、共に安全な場所に逃げましょうと懇願します。エルマルは心を動かされて涙をこぼします。その涙は大地に落ちて乾いた草を燃やしました。それでも彼は彼女を拒絶し、去るように言いました。

●エルマルのライバルとされるのが雨の神ヘラーです。2柱の神は毎年、大地の女神エスローラの愛を競います。その結果、その年が晴天に恵まれるか降雨に恵まれるかが決まります。毎日空の決まったルートをたどる太陽の神と、自在な水の神では性格がちがいます。ヘラーは性的にも寛容で、その点でもエルマルとは対照的だと思います。どう考えても自然体なヘラーの方がもてます。

●でも醸造の神ミンリスターはエルマルとエスローラの子供らしいんですが、いいんでしょうか。