オーランスの儀式と山

●氏族がおこなうオーランスの儀式では山が大事になります。儀式の中で男たちの魂は風となって一度オーランスの聖地に集まり、そこから嵐の領域に入ります。このオーランスの聖地は必ず山や丘の頂です。

●聖地への移動には距離制限があります。距離は儀式の力、おおむね参加人数によって決まります。氏族が移動する聖地はこの距離内に限定され、伝統的に決まった山や丘になります。

オーランスの最聖祝日にはドラゴン・パス最大のケロ・フィン山に、半径400マイル(約644km)以内のオーランス信者が集まります。これはドラゴン・パス、ケタエラ、ターシュ、バラザールそして周辺地域すべてを含むそうです。しかしもう少し小さい儀式になると信者はケロ・フィン山までは移動できないので、他の山を使うことになります。

●ヒョルト人の山についての認識では最大の Greatest Mountain がケロ・フィン山。次点が Great Mountains で矢の塚の山(Arrowmound)、征服の峰(Conquest Peak)、嵐歩み(Stormwalk)の3つ。そしてその他の多くある Grand Mountains になります。この山の大きさのちがいを表現する適当な訳語はあるんでしょうか。

●多くのヒョルト人の氏族はケロ・フィンからも3つの高山からも離れており、たいていは Grand Mountains のうちの4つ、風の寺院があるゾミ(Zomi)山、ボールドホームの上のクィヴィン山、ヒドラ山脈にあるリラン?(Lyran)山、藍の山脈にあるドラスッチ?(Drastch)山のいずれかを使っているそうです。