ヒョルト人のカルト:ケロ・フィン

Epikt2009-02-05

●山の母ケロ・フィン(Kero Fin, Mother of Mountains)はドラゴン・パス地方で最大の山であり、オーランスの母神です。彼女は原初の嵐ウーマスとの間にオーランス、肉食獣の王フララーとの間にインキンを生み、他にもイノーラ、クィヴィン、ヴェルハラ(野の姫)を生みました。

●彼女は変化の神ラーンステイの埋めた山の種から生まれたとされています。ドラゴン・パスの古い名称、ケロフィネラは彼女の名前にちなみます。
移動と変化の神ラーンステイ - そっちはそっちの気晴らし、こっちはこっちの気晴らし
山の女神、神々の母というだけでなく、ドラゴン・パスの住人すべて(ドラゴニュートもふくむ)が認める統治権(Soverignty)の源でもあります。真のドラゴン・パス王の称号を得ようとするものは、彼女の祝福を受けなければなりません。

●ケロ・フィンが提供する神力は《母なる女神》《山の母》の2つです。奥義は《統治権》で、これはケロ・フィンが認めるものにドラゴン・パスの統治権を与えることができるというものです。

●カルトは古く、役割を終えており、もっと若い女神たちに(母としての)仕事を譲っています(今でも神技《自分の子供に影響を与える(Influence Own Children)》なんかは強そう。子供がオーランスなだけに)。信者は少なく、ほとんどが年老いた女性の神巫ですが、信仰は誰にでも開かれています。信者はケロ・フィン山が見える場所で暮らすことを求められ(しかし「RQ'90s」によればケロ・フィンは海抜12,000mにも達し、ドラゴン・パスのどこからでも見えるのだそうです)、ケロ・フィンの魔術は旧ケロフィネラ一帯でしか効果を発揮しません。周辺の氏族は儀式においてケロ・フィン山を嵐の領域への入り口として使うため、間接的に彼女を信仰しています。

●ケロ・フィンへの供犠は彼女の子供であるアリンクスが最も尊重されますが、家畜であれば何でも受け入れられます。このとき動物はみずから務めを果たすので、ナイフは必要なく流血もありません。動物は祭壇の上に curl up (訳に困った。渦巻く? ばったり倒れる? 縮こまる? 丸くなって寝る?)して、それから死んで、完全に燃え尽きてしまいます。

●ケロ・フィンは魔法の土地で、その峰は異界につながっています。オーランスやインキンが幼いころの神話をたどるヒーロークエストもおこなわれます。山頂付近は彼女の曾孫である雲のアリンクスたちに守られています。