クリムゾンバットその2

Epikt2008-12-06

ルーンクエスト時代にはクリムゾンバットに寄生する巨大な蚤ですら、ヒーロー数人がかりで苦戦したという話を聞きました。クリムゾンバットは超強いよ、という話。

● mallion さんがILH2のクリムゾンバットの能力を訳しておられるのでそれを流用させてもらいます。

能力:《魔力吸収:9w3》《グロースポット:9w3》《怒りっぽい:9w3》〈巨体:5w5〜5w7〉
攻撃:〈酸の雲:4w〉〈噛みつき:18w4〉〈混沌の叫び:15w4〉〈混沌の目の射出:12w2〉〈触手の舌:10w2〉〈翼のはためき:13w4〉

《》括弧は魔術的な能力、〈〉括弧は物理的な能力となってます。ILH2では区別して書かれてません。「HeroQuest」のルールだと分けないんでしたっけ? 〈混沌の叫び〉なんかはいかにも魔術能力っぽいですが。俺はヒーローウォーズのルールしか知らないので、以下はヒーローウォーズのルールで処理してます。

●マスタリー(この場合、wの後ろの数字)が3以上あれば半神クラスの力です。そう考えるとそれほどおったまげた怪物でもないでしょうか。個人で戦う分にはかなり絶望的ですが、英雄率いる軍団ならなんとかなりそう。

●一番の武器は〈巨体〉ですね。これは物理能力なので、魔術でさらに増強できます。ただバット自体は魔法は使わないようですし、巨体を増強できそうな魔術能力も持ってません。バットをコントロールしている教派(カルト)の人間たちが強化するかもしれません。

●複数を対象に攻撃する場合、物理能力と魔術能力でペナルティのつき方がちがいます。物理攻撃では余分な対象1体につき−3のペナルティがつきます。すると単純に〈噛みつき〉で多くの人間を飲み込もうとする場合、〈噛みつき:18w1〉まで下げれば20人を一度に噛めます。ただこのやり方だと1人でも抵抗に成功すれば他の全員も逃がしてしまうのですが。

●魔術能力の場合ペナルティに対して巻き込める対象の数が二次関数的に増えて行きます。《魔力吸収:9w3》を《魔力吸収:9w1》まで下げれば対象を100人まで拡大できますが、これだけ下がると抵抗される可能性が高いです。対象を30人におさえれば《魔力吸収:19w1》なので、この辺が現実的か。

●ところで気になったのですが、クリムゾンバットは自身を中心にした小型のグローライン、《グロースポット:9w3》を持っています。グローラインの内側では、ルナー魔術は常に満月の影響下にあるものとして使用できます。ということはクリムゾンバットの魔術能力は常に1.5倍されるのでしょうか。上のデータはもうそれが計算に入った数字なのか、これからさらに1.5倍されるのか。そうすると強烈なことになりますね。