ルナー帝国のカルト:ブラスカース

Epikt2008-12-07

●ルナー帝国でのリンリディ地方の死の神とブラスカース(Blaskarth)とクリムゾンバットの関係がごっちゃだったんですが、教派(カルト)の説明を読んでだいたいわかりました。

●もともとリンリディの死の神は Huvaran という裏切り者の蝙蝠の女神でした。しかしそれ以上のもっと強力な死(不滅者(Immortal)ですら秩序ある宇宙の外、混沌の忘却の中に葬る)が存在し、それはブラスカースと呼ばれていました。グローランサの中の循環である“死”が発見される以前の死ですね。それを死と呼んでいいのかわかりませんが。死が発見される前に死んだものはどうなるのかと思っていましたが、忘却というか消えてしまうらしい。

●前に oomizuao さんに説明していただいた、ティーロ・エスターラ(セデーニヤの前身の1つ)の“門出(Deoarture)”で、彼女はヒーロークエストを経て神となり、クリムゾンバットに乗って帰還し、ルナー軍を壊滅させかかっていたカルマニア軍を粉砕します。“再帰の戦い(The Battle of Reparture)”にして“第一次混沌会戦(First Battle of Chaos)”です。

●クリムゾンバットはブラスカースが女神の乗騎として生まれ変わったものだそうです。セデーニヤはブラスカースを殺したのですが、その方法についてはいくつかバリエーションがあり、戦った/むさぼり食った/吸収した/情け深く承認した、のだそうです。吸収されたブラスカースは女神の体からクリムゾンバットとして引き出されました。これはセデーニヤが死に打ち勝ち、生と死が周期する、生が死を生み、死が生を生むようになったことを意味しているのですよ、と注釈が入っているのですが、文字通りのことがおこった気がしてなりません。この宇宙を消滅させうる力を世界に解き放ったことが、全宇宙が彼女を攻撃した理由の1つらしいです。

●現在でもブラスカースを崇拝する(というより、クリムゾンバットをなだめる)儀式の最後には、教派の聖職者たちがバットの口に飛び込み、口が閉じられてから、再び戻って来ることで死に打ち勝つ女神の力を証明するのだとか…無事故ではないんだろうな。