ルナーの道の最聖祝日

●「ヒーローウォーズ」では“holy day”は「聖祝日」、“high holy day”は「最聖祝日」と訳されているのであわせたいと思います。

●ルナー帝国には大いなる月の日というルナーの道の聖祝日があり、国をあげて儀式をあげます。その他に各教派(カルト)の聖祝日があり、規模はまちまちですが、やはり儀式や祭が行なわれます。ILH2の教派解説には最聖祝日の儀式だけ載っているので、面白そうなのを並べてみます。俗信者(Adherent)がどこの儀式にも参加できるなら、楽しそうなのに出たいですよね。

●一番出席率が良さそうなのが「Great Bat Day(Rashoday/35)」です。大コウモリの日。リンリディ地方の死の神ブラスカースの最聖祝日ですが、実質はルナーの誇る混沌兵器クリムゾン・バットの聖祝日です。なだめの儀式をおこない、バットが飢えないように食糧を与えます。もしなだめることができず、飢えを満たすためにバットがやってくることを考えるとどの州、どの都市も真剣にならざるをえないでしょう。もっともバットに餌を与える小規模な儀式は毎週やってるらしいんですけどね。

●軍隊がパレードする日もあります。星の双子エレリアとヴェレリアの「双子の日(Ulurday/17)」、士官の神フェレショールの「士官の日(Nathaday/12)」です。軍神ヤーナファル・ターニルズの聖祝日なんかはいかにもパレードをしそうですが、書いてませんでした。

●良き夫アシィレックスの「夫の日」は全土で父と夫を讃える野宴がおこなわれると書きましたが、完全な妻フェルケンナの聖祝日「結婚の日(Lesiday/3)」は帝国中で結婚式がおこなわれる日です。この日は彼女と赤の皇帝の結婚を記念しています。

●大規模な催しではエティーリーズの「世界市(The World Fair(Lesilday/39))」があります。“幸運な戦車乗り”ゴータニアの最聖祝日はルナー帝国の3日間に及ぶ「天上試合(Celestine Games)」の初日です。パンとサーカスのサーカスにあたると思いますが、これは帝都グラマーの住人か、グラマーまで旅行できる富裕層にしか関係ないかもしれません。

●各地方特有だろう、というものもあります。特定の地方と強い結びつきを持つ(その他の地方ではなじみがない)ルナーの神の聖祝日です。アリムタスス(Arimtasus)はダージーン地方、フワーレン・ダールシッパはシーリラ地方、ウンドレンダム(Undredum)はリンリディ地方に限定。トウモロコシの神としてのホン・イール、ダッカシノダとダッカホンイール、アランソール(Alanthor)などの最聖祝日の儀式はその栽培地に限定されると思います。

●きりがないのでこの辺で。