ルナー帝国のカルト:ヴェリスルーザ

Epikt2008-11-21

●ヴォーリアのついでというか、ルナー帝国の教派(カルト)、探求する赤い月ヴェリスルーザ(Verithurusa)について。ヴェリスルーザは女神セデーニヤの過去世の1つで、月の7つの周期のうち最初の赤い月です。ILH2にははっきりとは書いてないのですが、イェルムの娘デネグリア(Denegria)と同じ存在だと思います。

●純白の女神ヴェリスルーザは完全な家の中にいましたが、変化の神が窓のそばを通ったとき、好奇心のまま家の外に踏み出しました。こうして彼女の優しく、守られた人生は失われ、代わりに経験の世界が取って代わりました。彼女は追いかけた神に引きつけられ、彼に従って地下に姿を消しました。ヴェリスルーザは多くの恋人を持ち、多くの経験をしました。やがて父の家に戻ると、彼女は放逐され、深い悲しみを後に残しました。このことはついにイェルムを盲目にし、彼の死を引き起こしました。彼女はアシィレックス(Asyrex)との間に多くの子供をもうけました。そして彼らの間にとどまりました。もう円熟した妻、そして母であり、軽率な子供ではありませんでした。
ルナー帝国のカルト:アシィレックス - そっちはそっちの気晴らし、こっちはこっちの気晴らし

[メモ]彼女が追いかけた神が地下に(?)降下したのが“Him Below”と大文字で書かれてるので、神話イベントだと思うのですが。アシィレックスの別の名“Him indoors”と対応してるのか。

●ヴェリスルーザは成長と幼年期の力、世界を経験したいという無邪気な願望です。彼女は成長、経験そして熟成に近づきたいという願望です、だそうです。ヴォーリアが無垢なままなのに対して、ルナーの教えではその先まであるんですね。人生いろいろ。

●ヴェリスルーザの教派の入信条件は子供の持つ純真を失っていないことです。神力を提供するので大人向けのまっとうな教派なのですが、いったいどういう人が入信するんでしょうか。その魔力は《無邪気*(Innocence)》《月》《探求(Seeking)》の3つです。

●奥義は《逃げ出す(Escape)》で、それが不可能な状況でも逃げ道を見つけることができます。ただし、この奥義を使うと信者は恒久的な変化を経験します。ヴェリスルーザのテーマの1つが経験と変化なので、そういうことになるようです。どんな経験であれ、無かったことにはできません。純白だったころには戻れないのです。

●これだけだと仏教的というかルナーらしいな、で終わるのですが、同時にヴェリスルーザは恋人たちの神でもあるそうです。彼女の最聖祝日、恋人たちの日(Veriday/4)にはヴェリスルーザの甘く純粋な恋を祝福して恋人たちが贈り物を交換します。赤い花が特に賞賛されるそうですが、これは花屋ギルドの企みじゃないでしょうか。

●異界でのヴェリスルーザの館は赤い家として知られる女神の衣裳部屋です。信者は物質界に戻って新しい人生を送るときに、ここから新しいひとそろいの衣装を選ぶことができます。つまり来世での新しい肉体を自分で選べるということのようなんですが…。未来に生きてるな、ルナー人。