マンモス

●「はじめ人間ギャートルズ」ですっかりイメージの定着したマンモスですが、グローランサでは冬の神ヴァリンドがつくったことになっています。いつ、どうしてつくったのかはわかりません。昨日のフロネラ地方のオーランス人の神話にしたがえば、ヴェイドラスが毛サイをつくったのをまねて息子のヴァリンドがつくったのがマンモスということになります。別の説ではマンモスはヴァリンドが生ませたヴァリンドの子供だそうです。

●ヴェイドリュディ(Vadrudi、ヴェイドラスの一族)がつくった動物たちの中で、毛サイに匹敵できるのはヴァリンドのマンモスだけでした。臆病者とそしられることの多いヴァリンドですが、こういうのは上手いのか。大きさだけでいえば毛サイは〈大きい:10M〉、マンモスは〈大きい:2M2〉でマンモスの方が大きい。しかし攻撃力となると毛サイは〈激しく突いて噛みつく:2M^2〉、マンモスは〈牙で突き刺す:18^3〉で毛サイの方が凶暴です。

●ヴァリンドのマンモスには他の話もあって、マンモスを見た北の大陸(ジェナーテラ)の神ジェナートがマストドンをつくりました。なんでそんなことをしたのかわかりませんが。マストドンは象に似た古代の種で、マンモスよりちょっと大きくて、〈大きい:6M2〉あります。これはむかつきますね(笑)

●それでマンモスとマストドンの間に象戦争(Elephant Wars)というのが起きたそうです。ヴァリンドは神でジェナートは精霊という扱いらしく、これは神教世界と精霊崇拝の世界の戦いとなりました。ジェナートは大暗黒で死んでしまいましたが、象戦争の結果はいったいどうなったんでしょうか。