ヒョルト人のカルト:ヴァリンドその2

Epikt2008-11-11

●ヴァリンド信者がPC向けかという話。

●まったく向いてません。ヴァリンドのカルトで従うべき徳目は粗暴であること(boisterous)、冷酷であること(cruel)、強情であること(obstinate)、反抗的であること(rebellious)です。これでは他の仲間と上手く行きません。加入条件も“伝統的な指導者を拒絶すること”ですから、まず確実にオーランス信者とは揉めます。場合によってはアーナールダ信者とも揉めます。ヴァリンド信者が認めるのは同じヴァリンド信者の上位者だけです。それでもデストロン軍みたいに揉めるかもしれません。

●ヴァリンドが信者に提供する神力は《北風(North Wind)》《吹雪(Snow Storm)》《冬の王(Winter King)》の3つです。《北風》はオーランス一家に共通する風をあやつる力です。ヴァリンドは冷たい北風限定。《吹雪》は攻撃にも使えそうな神技を含んでいますが、まず雲を呼ばないと使えないでしょう。《冬の王》はちょっと面白い。寒気のデーモンを支配する神技の他に《金属を砕く》《氷の槍》《木を粉砕する》《氷や雪の上を歩く》なんかがあります。

●奥義は《冬を生き延びる(Survive Winter)》で、極めればヴァリンドの力、寒さや冬の諸現象の影響をほとんど無視できるようになります。つまり冬のヴァリンド信者は、信者以外には様々なペナルティがつくことを考えるとかなり強いです。しかし他のシーズンはうーん…といった感じ。

●ヴァリンドの最聖祝日は闇の季の大雪の日(Great Snow Day)です。この日、「信者は裸になり、身体を灰色と白、青の色でペイントして、狩りや略奪、あるいは他のやり方で嵐の怒りを発散します」。そんなことしたら、奥義に達してない信者は凍死するのでは? 他のヒョルト人は供物の日(Tribute Day)にヴァリンドに供犠をおこなって彼の怒りをなだめ、冬が最悪のものになるのを避けようとします。