カリルの光持ち帰りし者たちの探索行

Epikt2008-10-17

●凍土の戦いの裏でカリル・スターブロウが光持ち帰りし者たちの探索行をおこなっていた件について。詳細は mallion さんのところにあります。一応、公式シナリオなのでネタバレ注意。
オーランスの死の物語「解放王の帰還」 - まりおんのらんだむと〜く+

●あらためて考えると不思議です。この時点ではオーランスは死んでいるので、オーランスに属する魔術は働きませんし、氏族の日常の儀式でもオーランスとは接触できません。カリルは何をとっかかりにしてこの探索行をおこなったんでしょうか。異界にもオーランスはいませんよね。

●光持ち帰りし者たちの探索行はオーランス以外にも6柱(5柱?)の神が関与しており、オーランスがいないからおこなえないということはありません。カリルは基本的に女戦士の女神ヴィンガの信者で、ヴィンガを通して族長ダール(オーランスの下位カルト)、不寝番のリグスダル(ヴィンガの下位カルト)の入信者となっています。ヴィンガもオーランスの眷族ということで死んでいます。リグスダルの魔術は生きていますが、彼は光持ち帰りし者たちの探索行には関係ありません。この状態で異界に入って、オーランスの役割が果たせるんでしょうか。彼女は何の立場でこの探索行に参加したんでしょうか。

●もう1点、カリルは氷づけの状態(氷柱)で戻りました。これはオーランスが探索行の途中で凍った男(Frozen Man)になるのと関係あるんでしょうか。光持ち帰りし者たちの探索行では触れられませんが、アリンクス(かすみ猫)の神インキンの神話では、インキンが凍ったオーランスを発見して溶かしたことになってます。

●日数のことも。カリルが帰って来たのはオーランスの力が戻る、静止した大気の女神ブラスタロスの聖祝日でした。カリルははっきり七日前にクエストを始めたと言っているので、最大の力が得られるであろうこの日にクエストの焦点があってるはずです。ところが「グローランサ年代記」に載っている2週間におよぶ光持ち帰りし者たちの探索行の式次第では、7日目は休憩日なんですね。恐らく最大の難所になる後半のイェルムとの和解に焦点があってないのが不思議です。

●シナリオを見るかぎり、生きて帰って来たのはカリル1人のようです。紫のミナリスなどの主力を残していったのは、現実世界でのルナーとの戦いがあるのでわかるのですが、彼女個人の四方の風(4人の近侍)も連れて行かなかったんでしょうか。シナリオ集のvol.2に1622年のカリルのデータ、vol.3に1624年のカリルのデータが載ってます。それによれば2年たっても四方の近侍のメンバーは変わってないので、みんなこのクエストには一緒に行かなかったんでしょうか。それとも他にも生還したメンバーがいたのか、蘇生したのか。