ヒョルト人のカルト:ウロックスその3

Epikt2008-10-06

● Zeb さんのご指摘どおり、ルーンクエストと言えばプラックスだった時代があったようです。ネットでも日本語の資料がけっこう見つかります。それによるとウロックスはプラックスの文化神ワッハ(Waha)の父だそうです(母は家畜の母アイリーサ(Eiritha))。

●ウロックスとオーランスの大暗黒の関係をまとめたサイトもありました。タイムカプセルさんという古いサイトですが。「2.RQの神話」に神話がまとめられてます。
http://www.actv.ne.jp/~uzura/timecapsule/oldbooks/omocha/act3/rq.htm

●ウロックス信者になるための試練、入信の儀式について。神教徒の入信の儀式は神の神話を体験します。その神になってしまう、ということですね。この場合、ウロックスのヒーロークエストです。儀式を始めるにあたって、志願者は武器か魔術で武装していなければなりません。

[追記]
俺の読み間違いのようです。おそらく獣の檻には丸腰で放り込まれます。

●まずウロックスがされたように獣の檻に放り込まれます。志願者は柵の中の野生の獣と戦い、馴らさなければなりません。次に多くの女神たちとつがい、子供たちが地に満ちます(この辺、具体的にどうなってるのか)。さらにウロックスと同じく、挑戦してくる者すべてに勝たなければなりません。挑戦者はウロックスの身内(フマクトや悪に落ちた兄弟など)から先闇(混沌)までいろいろです。最後に志願者は彼(彼女)の個人的な「悪魔(Devil、ここではワクボスとされる)」に直面します。このとき、志願者は彼を愛する者の助けが必要だと理解しなければなりません。ウロックスの妻たち、戦仲間たちの助けを求めることができなければ悪魔には勝てません。

●この儀式(クエスト)のキモはたぶんこの最後の部分で、1人では混沌に勝てないと理解できない者はカルトには加われません。多くの志願者がここでつまづき、最悪の場合、命を落とします。粗暴かつ粗野で知られるウロックスの信者ですが、みんなこの入信の儀式をクリアしてるんですね。おもしろい。

●なんとか悪魔を倒すことができたら、この戦いで受けた傷は入信の傷跡となります。傷は回復しますが、傷の痛みはウロックス信者に特有の《混沌を感知する》能力として働くようになります。ウロックス信者の50フィート(約15メートル)以内に混沌が存在するときに、この傷の痛みがよみがえって信者に警告します。ただし具体的な方向や距離はわかりません。信者によっては傷の痛みだけでなく、刺激臭を嗅いだり不自然な怒りがこみあげるなどの反応をおこします。