リルドラケン

Epikt2008-08-12

●技能の話はまだありますが(尻尾を振りまわす《テイルスイング》がすごいらしい)、リルドラケンがどんな種族なのかという設定が気になったので。なんせ他の異種族とくらべても変り種です。

●リルドラケンは立って歩く小型のドラゴンという外見で翼を持ちます。身長は低い者でも2mあります。1日1分の飛行は剣の加護(神の恩寵みたいなもの)によるので、翼は飛行能力を持ちません。体には鱗がはえており、それだけで1点の防護点があります。太い尻尾は攻撃に使うこともできます。これでブレス攻撃(炎の息)も使えれば完璧ですが、それでは強すぎるんでしょうね。

●SW2.0は初心者にも間口を広くという方針のようで、リルドラケンが竜人だからといって日常的な生態では人間と変わりありません。例えばファイティング・ファンタジーの世界アランシアに棲むトカゲ兵は、変温動物の性質のために熱帯を離れることができず、彼らの王国が人間の世界に直接侵攻することはない、という設定でした。しかしリルドラケンにはそういう弱点がないようです。トカゲ人(リザードマン)と竜人を一緒にするなと言われそうですが。TRPGにおける爬虫類ヒューマノイドの系譜なんて、誰か書いてないのかな。

●一番変わっているのは生まれが卵生な点です。そのため親子のつながりが弱く、むしろ同じ孵化施設で生まれたリルドラケンが強い連帯を持つようです。脱皮もします。3回の脱皮を経験すれば成人として認められます。それまでに30年くらいかかるそうです。

●これがグローランサなら恐ろしく特異な文化や思考を持つんでしょうね。現にドラゴニュート種族はいまだに理解できない。やや食い足りないところですが、SW2.0ではそんなことはありません。意外に陽気な社交家で商人になるものも多く、世界を旅してまわります。多少の危難では死なないくらい頑丈ですし。

●そういやファイティング・ファンタジーのトカゲ人も異国風の商人だったりしたな。何か元になるイメージがあるんでしょうか。ドラゴンが財宝を貯め込むイメージ?