ラーンステイ教団とブライアン王

Epikt2008-07-16

● Zeb さんの記事によれば、第一期に光の帝国と戦ったヘンドレイク王が創始したラーンステイ教団ですが、英雄戦争の時代にはヘンドレイキのブライアン王のヒーローバンドになっています。「Orlanth is Dead!」にはブライアン王がラーンステイの徒(Larnsti)のリーダーである、というデータが載ってるからまちがいない。ただその能力は昨日書いたとおりで、変化の力を感じさせるものはありません。

●このブライアン王はヒョルトランド(ドラゴン・パスのサーター王国圏からさらに南東の地域)の高王です。自分で書いててよくわかっていないのですが。“最後の自由なる高王”の二つ名が示すように、最後の高王となる運命です。1625年に死ぬと明言されています。ルナー帝国によってドラゴン・パスに昇月の寺院が建設される直前ですね。その後のヒョルトランドはアーグラスが台頭してくる? らしい。

●ブライアン王とヘンドレイクの関係はわかりません。子孫なのか他人なのか。ラーンステイ教団はヘンドレイクの子孫に仕えるのか、選ばれた高王であれば誰にでも仕えるのか。「Orlanth...!」にはブライアン王はいずれ死ぬのでプレイヤーキャラクターがその傘下に入らないようにした方が良い、と書かれてます。彼のヒーローバンド、ラーンステイの徒に入るのは難しいことにしておきなさい、とも書かれてます。

●ラーンステイの徒というのが、ラーンステイ教団と同じものを指しているのかはわかりません。ブライアンをリーダーとするヒーローバンドである、というのも意外ですし、バンドの構成員は25人と小規模です。そしてこのバンドに加わるためには高王の親族に加わる必要があるように書かれていました。すると外部にラーンステイ教団があるのではなく、高王に近い一族をラーンステイの徒と呼ぶ習慣があるのでしょうか。開祖のヘンドレイクにちなんで。

●ところでブライアン王ですが、最後の王のせいか典型的なオーランス信者の王に見えます。彼は高王のみが入信を許されるオーランスの息子ヴィングコットへの入信者です。そのためヘンドレイクとはちがって、オーランスの力が消えると魔術を失ってしまいました。老獪な策略家で逃げの名手です。ブライアンの逃走能力、
〈英雄的逃走:12M2〉 (Heroic Escape 12M2)
これはかれの個人的な戦闘力、
〈近接戦闘:7M2〉 (Close Combat 7M2)
よりも高い。そしてブライアン王の一番高い能力は指導者にふさわしく、
オーランス人を鼓舞する:4M3〉 (Inspire Orlanthi 4M3)

●イラストを見るかぎり老人ですが、戦場ではみずから剣をとって戦う戦士であり、ヒーロークエストの達人ともされています。またいかにもオーランス人好みの指導者で、陽気なんですね。彼が興奮したり驚いたりしたときに叫ぶ口癖、
“Kot's Ball!” (「コッツボール!」)
その意は「ヴィングコットのキンタマ!」だそうです。本当か?
参考:オーランスの死の物語「凍土の戦い」4 - まりおんのらんだむと〜く+のコメント欄

地球の日本語なら「そうはイカキンタマ!」とかそんな感じでしょうか。しかし仮にもみずからの神ヴィングコットの玉なので、敬意も含まれている筈ですよね。俺の語彙では適当な言葉が見つかりません。
 
“最後の自由の王”ブライアン - そっちはそっちの気晴らし、こっちはこっちの気晴らし