V:tSもやりました

Epikt2008-06-12

●まあ「V:tS」なんてのは無いんですけども。ヴァンパイア:ザ・サバト。ヴァンパイアシリーズのサプリとして「ガイド・トゥ・サバト」というのがあります。これはサバトと呼ばれる組織についての資料です。

ヴァンパイア:ザ・マスカレードV:tM)では、 PC はみなカマリリャという大きな組織に属しています。カマリリャは古来から続くヴァンパイアの組織で、その性質は封建的です。所属するヴァンパイアたちは階級と掟によって縛られています。特に重要なのは仮面舞踏会の掟で、ヴァンパイアはおのれの本性を隠し、人間の仮面をかぶって行動しなければなりません。人間にヴァンパイアの存在が漏れてはいけないのです。マスカレードのタイトルはこれに由来します。人間性を維持できないほど踏みはずしたヴァンパイアはカマリリャの力によって滅ぼされます。サブタイトルをつけるなら「人間性、それに由来する苦悩」という感じです。

●一方、カマリリャと袂をわかったサバト人間性など尊重しません。人間性にすがりつくヴァンパイアをあざ笑い、怪物としての本性をことさら強調します。彼らにとって人間とは血のつまった袋にすぎません。伝統や掟などに重きをおかないサバトを律するのは力のみです。ワールド・オブ・ダークネスWoD)のこの辺の設定は大変面白いのですが、簡単に説明できるものではないです。ネットでもかなりの方が書いてるのでそちらをどうぞ。

●で、このサバトに属する PC を使ってキャンペーンをしたことがあります。これは日本でもそんなにないんじゃないでしょうか。自慢できますか? といってもやはり背筋も凍るような美しい邪悪、という具合にはいかず、ヤクザの抗争ものみたいになってしまいました。自分より偉いヤツは確実に自分より強く、弱い者は滅ぼされる組織です。逆説的に背中を守ってくれる仲間は大事だと思えたりする不思議。サブタイトルは「怪物もつらいよ」。

●俺はどんなPCを使ってたかなぁと考えてみたら、ラヴノス氏族の幻術使いでジプシーでした。ナチスホロコーストに絡んだ設定とかあった覚えがありますが、鼻血が出そうなほど黒歴史ノートなのでここまで。

●友人が言ってましたが WoD はテキストベースのオンラインセッション向きだそうです。口頭では言いにくいキザな台詞や、美しい描写が打てていいのだとか。俺ら、関西弁でヴァンパイアやってましたもんね。