イェルムの嫁候補の言い分

Epikt2008-05-12

グローランサのサプリの1種に“Work in Progress”というのがありまして、進行中の仕事を途中の状態で発行したものです。半公式としか言いようがありません。その中に「The Glorious Reascent of Yelm The Foundation Document of Dara Happa」というダラ・ハッパの太陽神殿の神話をまとめたものがあります。近いうちに正式なのが出るそうですが。その中に太陽神殿の主神、宇宙の皇帝イェルムが正妻をデンダーラに決めるまでの物語があります。

● piroki さんのサイトを見ていただくのが一番早いです。
http://www12.ocn.ne.jp/~piroki/Glorantha/DH_Myth.html
「神妃デンダーラ」の項目を見てください。 mallion さんのところにもありました。
2005-08-16 - まりおんのらんだむと〜く+
Alfheim さんのところには別の説も。最初の妻はアーナールダだった説。
http://members.aol.com/Alfsaito/HomePage/FireGods.htm

●要するに“Wedding Contest”なる「嫁選びの会」あるいは「嫁取り試合」を催し、多くの女神を集めて絞られた10人の中から正妻を選んだわけです。このときの10人の自薦の言葉が面白かったので紹介します。

○ユーレーリア(Uleria) ※愛の女神としても知られる。
自薦:「私はすべての男性が望んでいる女です。私を得るまで誰も満足しません」
結果:イェルムはすべての男の中の1人ではなく、また彼女を欲しがりませんでした。

○ガルガレンジ(Galgarenge) ※グリフォンの女神。
自薦:「何と言っても私は彼の忠実な妾であり、この良き子供を産む皇妃になるのにふさわしい」
結果:それは本当には彼の息子ではありませんでした。

○モランニ(Molanni) ※詳細不明。恐らく異国の女神。
自薦:「私だけが異国の部族から来ています。他の者は近親相姦でしょう」
結果:イェルムは彼女以外の者からも遠い存在でした。

○ヴェリスルーザ(Verithurusa) ※イェルムの息子として名前が出る。赤の女神の名前の1つでもある。
自薦:「私は天空の王女です。彼と同じくらい王にふさわしい」
結果:彼女は移り気すぎました。

○オリア(Oria) ※大地の女神。ロウドリルの妻でもある。
結果:オリアはすでにイェルムの弟と結婚していたので、皇帝は彼女を見ることさえしませんでした。

○ゴーゴーマ(Gorgorma) ※地獄の女神。
自薦:「あらゆる機会に拒絶されるのが私の義務です」
結果:イェルムは拒絶しました。

エスヴェンラーサ (Esvenratha) ※詳細不明。
自薦:「私はすでに多くの夫を持っていますから」
結果:彼女はすでにあまりに多くの夫を持ちすぎていました。

○ケテナリ(Ketenari) ※異国の女神。その名前は王冠の女神を意味する。
自薦:「私は王冠であり、彼は頭です」
結果:イェルムは彼女の王冠を必要としませんでした。

○レマラーダ(Remalada) ※詳細不明。
自薦:「彼が高いように、私は低いのです」
結果:イェルムには彼女は低過ぎました。

○デンダーラ(Dendara)
自薦:「私は忠実で従順でふさわしくありたい。そして私の家では正義を奨励したいのです」
 
●なんだこの大会。オリアさん、それ笑えない。