ルナー帝国のカルト:オタシュカナー

Epikt2008-05-11

●ペット同伴の教派をもう1つ。ワイバーン騎手、竜馴らしのオタシュカナー(Otarshkanar Wyrm-tamer、オターシュカナー? オタシュカナール?)の教派をご紹介。また竜を従えた勇者様か、とひねた考えを持ったのですが、ちがいました。流通革命です。

●オタシュカナーは元々はダラ・ハッパの太陽神殿に属する商業神で荷馬車の神、ロカーノウスの信者でした。しかし彼は荷馬車の遅さに不満でした。ダラ・ハッパは超保守的なので、もっと早く、という考えは異端とされ、オタシュカナーは追放されました。彼はすぐさまルナーの商業神エティーリーズに入信しました。ルナーはこういう人を拾うのが上手い。

●オタシュカナーはより早い運送のために研究を行いました。彼が注目した1つは飛行(イェルムの天空の眷族とオーランスの風の眷族の両方)、もう1つは別の獣に騎乗することでした。彼の要望を満たす方法を探して異界を旅していたとき、ワイバーンに騎乗したドラゴニュートグローランサ竜人族)を見て、彼の考えはかたまりました。

●ここからがオタシュカナーの偉いところです。理論だけじゃないんですね。彼はワイバーンを馴らして騎獣とするために、異界におもむきました。これは彼の自己の旅(Self Voyage)となりました。彼はワイバーンのデンポラルダス(Demporaldath)と戦って、ワイバーンを調教し、その背中に騎乗する技を手に入れました。さらに次のクエストでワイバーンの卵を手に入れ、彼らを繁殖させる方法を学びました。

●オタシュカナーの提供する神力は《ワイバーンに乗る》1つです。それに典礼書『ワイバーンの世話と繁殖』1冊が付きます。奥義は《ワイバーンを繁殖させる》です。あまり強くない。というか、ワイバーン乗りの戦士ではありません。竜騎士ではない。

ワイバーンを世話する人、ワイバーンに乗れる人ですね。背中で戦闘する技術とかはありません。軍隊にも配属されますが、仕事は急使です。そりゃワイバーンでもそんなに大きな荷物は運べないでしょうし。

●過去のドラゴン・キル事件以来、ダラ・ハッパ人は(その周辺地域の住人も)ドラゴンを恐れています。それを克服するほどの情熱がないとこの教派には入れません。