ヒョルト人のカルト:デューレヴとオラーネ

Epikt2008-04-13

●嵐の神殿の農業の神バーンターと炉の女神マホーメイは夫婦です。ヒョルト人の生活方式を確立した神は他にいて、“家長”デューレヴと“農場の妻”オラーネの夫婦がそうです。オーランスとアーナールダですら、暮らしについては2人から学んだとされています。

●オラーネを農場の妻としましたが、農場ってのはステッド(stead)です。これがまた適当な訳が難しい。 farm より大きく town より小さいと書いてあるので、集合農場とでもいうところ。日本語なら集落が適当なんでしょうか。このステッドの説明を初めて読みました(つまらないので読み飛ばしていた)。血族とその手伝い(交易商など)の家が集まったもので、だいたい大人が13〜120人くらいの範囲でいるそうです。

●このステッドの大家族の指導者になるのがデューレヴとオラーネの夫婦です。神力も家庭を上手く治めるものと、ステッドの経営のために家族を指揮するものです。" Yes Dear" Conciliation の神技は《「わかったよ、おまえ」の和解》と訳せばいいのでしょうか。デューレヴはヒョルト人男性にもっとも多く信仰されている神で、嵐の神殿の労働の神々の長です。妻のオラーネはヒョルト人の母親たちに信仰されています。

●それに対してバーンターとマホーメイは家庭に限らず独自の仕事を持っています。バーンターは農業、マホーメイは炉です。ヒョルト人は長館を建てるとき、最初に炉石を設置するところから始めるそうなので、そのときにマホーメイを召喚する儀式も行うんじゃないでしょうか。これはマホーメイの信者がやるのか、母なるアーナールダの女祭がやってしまうのか。

●「私たち、もちろん家庭も子供も大事だけど、仕事も大事にしたいのよ」という、ネクスト・ジェネレーション夫婦です。まあ勝手な解釈ですけど。