ヒョルト人のカルト:マホーメイ

Epikt2008-04-12

●昨日書いた“農夫”バーンターの妻、“炉の女神(Hearth Goddess)”マホーメイのカルトです。マホーメイは大地の女神アーナールダの娘で、すべての母アーナールダの下位カルトになります。

●マホーメイは完璧な妻(perfect wife)です、と書いてあります。しかしどう完璧なのかは書いてません(笑) 彼女は家庭の女神たちの1人で、炉の女神です。マホーメイはバーンターが長館(longhouse)を建てたときに、最初の炉に火をつけ、その火は他のすべての家庭の炉に分けられました。

●このマホーメイは火の神でもあります。嵐の神殿とはいえ火は必要で、火の民(太陽神イェルムの眷族)からやって来たとされる神がいます。太陽の戦神エルマルと鍛冶師グストブランです。マホーメイはアーナールダの連れ子でグストブランの姉(炉の方が鍛冶より誕生が早いから?)です。グストブランの父は古い火山の神ヴェストカルテンだそうなので、マホーメイはアーナールダとヴェストカルテンの子だろう、ということになります。

●不思議なことに、この3人の中で一番純粋な火の力を持っているように見えるのはマホーメイです。エルマルはイェルマリオと同じく光の力は持っていますが、火についてはあやしい。グストブランの力は鍛冶仕事に特化されています。

●マホーメイは《炉を祝福する》で点火も消火も、温度を下げることもできます。さらに奥義《火を支配する》も持っています。この奥義は火や火の性質を持つものなら、物質界のものでも魔術的なものでも異界の存在に対してであれ、効果を発揮します。奥様は魔女どころではなく、奥様は火炎魔術師(パイロマンサー)なのですが、夫のバーンターは気にしてる様子もありません。実はけっこう器量の大きい人なのかも。