ルナー帝国のカルト:ディーゾーラ

Epikt2008-01-16

七母神の1柱で、邦訳「ヒーローウォーズ」では女神セデーニヤによって神格化した女の癒し手、という紹介でした。しかしILH2の解説ではそれどころではありませんでした。

●そもそも七母神を召集したのがディーゾーラ(Deezola)だったんですね。強大なカルマニア帝国に抵抗するトーランの街の女君主だったディーゾーラが、逆転の手段として行ったのが女神の再誕の儀式だったそうです。ヤーナファルですら最初はディーゾーラに雇われた指揮官だったとか。その後、女神と共にルナー帝国拡大のために戦いました。

●これで稀代の策士だった、とか魔道士だったとかなら嫌な感じですが、当人は本質的に癒し手だったようで、後年、政治的な仕事は夫や息子に委託していきました。完璧超人です。元祖癒しの女神チャラーナ・アローイとはちょっと差があって、カルトが戦闘を厳密には禁止してなかったり(しないにこしたことはない、というニュアンスですが)、完全な蘇生はできなかったりします。七母神の中ではっきりした子孫が残ってるのも珍しいです。ディーゾーラは癒し手の神となり、女王としての力は孫娘のダヴァディーゾーラが神格化して受けついでいます。

●肉体の治癒だけでなく、心理カウンセラー的な魔法が使えるのが特徴です。《人が欠点を気にしなくなるのを助ける*》《人が過去を振り払うのを助ける*》《人が恐怖の打ち勝つのを助ける*》《人が偏見に打ち勝つのを助ける》など。チャラーナほど制約されてはいませんが、やっぱりPCとしては制限が多いでしょうか。